アップスタート(ティッカー:$UPST)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.36 | $0.25 | 〇 |
| 売上高 | $257.29M (YoY +101.6%) | $225.4M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q3売上高 | $280M | $269M | 〇 |
| ガイダンス 通年売上高 | $1.055B | $1.01B | 〇 |
業績ハイライト
🔹 売上・利益・成長率
| 指標 | 数値 | 前年比成長率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 総売上高 | $257百万 | +102% | ガイダンスを上回る結果 |
| フィー収入(手数料収入) | $241百万 | +84% | ガイダンス比+15% |
| ネット金利収入(NII) | $17百万 | – | ガイダンス比+2百万 |
| プラットフォーム取引件数 | 約373,000件 | +159% | 前四半期比+55% |
| 新規顧客数 | 約250,000人 | – | |
| 平均ローン金額 | 約$7,570 | 前四半期比-15% | 小口融資拡大による影響 |
| 貢献利益率(Non-GAAP) | 58% | 前四半期比+3pt | ガイダンス超過 |
🔹 利益とコスト構造
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| GAAP営業費用 | $252百万 | 前四半期比+16% |
| GAAP純利益 | +$6百万 | Q2 2022以来の黒字転換 |
| 調整後EBITDA | $53百万 | |
| 調整後EPS(希薄化後) | $0.36 | 希薄化株式数:1.18億株 |
| 貸付残高(バランスシート) | $1.02十億 | Q1比+$205百万(主に新製品) |
🔹 新規/成長中ビジネス(Auto・Home・小口ローン)
| セグメント | 四半期オリジネーション | 前四半期比成長率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Autoローン | $100百万超 | +87% | Auto Retailソフトウェア採用拡大 |
| Home(HELOC) | $100百万未満(急成長) | +67% | 即時物件確認の導入(1分以内完了) |
| 小口ローン(Small $) | 非公開 | +40% | 新規顧客獲得の主要ドライバー |
✅ 新規ビジネス全体でオリジネーションの20%を構成し、顧客数の10%以上を獲得
🔹 AI・モデルアップデート(Model 22)
| モデル改良内容 | 結果・影響 |
|---|---|
| ニューラルネットワークの全面活用 | 精度指標の分離度:+17pt向上(171.2%に) |
| 学習データ | 9,100万件(Q1比+500万) |
| レイテンシ改善 | 最大17秒短縮、モデルコスト削減 |
| サービシング強化 | 延滞率:前年比-32%、母集団調整後-20% |
| 他プロダクトへの汎化 | HELOC:即時確認、Auto Refi:公証自動化 |
🔹 ガイダンス
Q3 2025 ガイダンス
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 総売上高 | $280百万 | |
| 手数料収入 | $275百万 | |
| ネット金利収入 | $5百万 | 前四半期比減少(理由後述) |
| 貢献利益率 | 58% | |
| GAAP純利益 | $9百万 | |
| 調整後純利益 | $44百万 | |
| 調整後EBITDA | $56百万 | |
| 希薄化株式数(Q3) | 約1.05億株 |
通期 2025 ガイダンス
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 総売上高 | 約$1.055十億 |
| 手数料収入 | 約$990百万 |
| ネット金利収入 | 約$65百万 |
| GAAP純利益 | 約$35百万 |
| 調整後EBITDA率 | 約20% |
🗣️ 質疑応答ハイライト
🔹 ABS市場の回復と競争環境(Citi)
Q: ABS市場と競合について?
A:
- ABS市場:債券市場は回復し発行を継続。エクイティトランシェ市場は「選択的」「非効率的」ながら一部買い手あり。
- 競合:資本市場の改善に伴い競争も激化。だが、UpstartはAIモデルによる「最適オファー」の強みで差別化。
🔹 自社バランスシートと新製品(Barclays)
Q: バランスシートのローン増加はいつ外部資金に移行?
A:
- Q2のバランス増はHome・Auto等の成長による。
- 今後1~2四半期で外部資金への移行を予定、交渉中。
🔹 貢献利益率の改善要因(Redburn)
Q: ガイダンス比大幅改善の要因は?
A:
- コアパーソナルローンにおいてテイクレート改善・モデル22の影響が主因。
- 低CAC・高マージンの構成比増加も寄与。
🔹 UMI(Upstart Macro Index)の見通し(Mizuho)
Q: 今後のUMIの動向予測は?
A:
- 消費行動・貯蓄率が改善すればUMIは低下(好影響)。
- インフレ再燃・失業率上昇があればUMI上昇(悪化)。
🔹 承認率とモデル改善の影響(JPMorgan)
Q: 承認率上昇の理由は?新モデルの対象は?
A:
- Model 22は複数階層でニューラルネットを活用し広範な微差に反応。
- 特定セグメントの承認ではなく、多様な信用属性にまたがる改善。
🔹 CACチャネルの構成比と今後(Morgan Stanley)
Q: 集客チャネルの変化と将来の戦略は?
A:
- 自社CRM/リピーターの比率が増加中。
- 新製品へのクロスセル(例:小口→Auto)も効率良く、CAC効率は改善中。
🔹 モデル自動化率と将来の見通し(Morgan Stanley)
Q: 自動化率の現状と将来は?
A:
- HELOC/Autoの自動化率はコアより劣るが、短期で大幅な進展あり。
- 長期的には全プロダクトでパーソナルローン並みの自動化を目指す。
🔹 Fair Valueの変動要因(Autonomous)
Q: Q2のFV調整がマイナスだった理由は?
A:
- Q3はUMI上昇、リスク資本の返済待ち、ローンの熟成影響によりFVが一時的に圧迫。

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