テンパスAI(ティッカー:$TEM)の2025年第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | -$0.22 | -$0.25 | 〇 |
| 売上高 | $314.64M (YoY +89.6%) | $297.76M | 〇 |
| ガイダンス 通年売上高 | $1.26B | $1.25B | 〇 |
業績ハイライト
全社業績概要
| 指標 | Q2 2025 | 前年同期比 | 前四半期比 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | $314.6M | +89.6% | 大幅増 | 遺伝子解析事業とデータ事業が共に好調 |
| Genomics売上 | $241.8M | +115% | 加速 | がん領域ボリューム成長率 20%→26%、遺伝性検査 32% |
| Data & Services売上 | 約$73M | +35.7% | Insightsが+41% | 大規模データライセンス契約寄与 |
| 営業総利益 | $195M | +160% | 高マージン維持 | 売上拡大とコスト効率化 |
| 調整後EBITDA | -$5.6M | 改善 | 前期 -$16M | EBITDA黒字化が視野 |
| 現金・有価証券 | $290M | – | – | 転換社債発行で純増約$375M |
| 年間売上ガイダンス | $1.26B | 上方修正 | – | EBITDAガイダンス $5M維持 |
ポジティブ要素
- がん検査・遺伝性検査の両セグメントで持続的かつ加速的成長
- 大型データ契約(AstraZeneca/Pathos)がQ2に計上、今後も寄与見込み
- 調整後EBITDAが大幅改善、黒字化目前
- 財務基盤強化(低金利転換社債発行)
ネガティブ要素
- MRDやPRMなど新成長ドライバーは依然保険償還待ちで売上寄与限定的
- xMなど未償還アッセイの売上ミックスでASP押し下げ圧力
- 高成長持続には追加の契約・製品拡大が必要
質疑応答ハイライト
Q1: Genomicsボリュームの成長要因(TD Cowen)
Q: がん領域の成長は血液/組織のどちらからか?Ambryの好調要因は?Insightsの成長背景は?
A(CEO):
- がん検査:固形・液性とも全方位で増加。営業効率化、テリトリー再編、技術改善の効果
- 遺伝性検査(Ambry):競合シェア縮小+市場全体の追い風。希少疾患・小児領域でも2位の規模で成長中
- データ事業:大型基盤モデル契約が進行、成長率は目標の25-30%超。Pathos契約が寄与
Q2: ASP見通しとRNA/エピゲノミクス対応(Morgan Stanley)
Q(ASP): xT→CDx移行でのASP動向は?
A(CFO): Q1の20%→Q2で28%、年末40%目標。低単価xMとxGがミックス押し下げ要因だが、年内は小幅改善を想定。
Q(製品): RNAやエピゲノミクス機能追加予定は?
A(CEO): 創業時から全トランスクリプトーム解析を実施。今後はDNA側を全ゲノム化し、メチル化等のマーカーも統合予定。
Q3: Bookings動向とPathos(JPMorgan)
Q: Insightsと試験マッチングの受注動向、Pathos売上見通しは?
A:
- Q2はAZ/Pathos契約で受注大幅増
- 試験マッチングは売上規模は小さいが関係構築に重要
- Pathos売上はQ2は部分計上、後半は四半期ごと横ばい見込み
Q4: データ事業パイプラインと投資配分(BofA)
Q: 製薬向けデータ契約の将来性、投資優先度は?
A: 製薬との大型案件パイプライン健在。AI/データ投資はR&D予算比で小さいため削減対象になりにくい。黒字化までは成長投資継続。
Q5: AI基盤モデル需要とMRD償還(Needham)
Q: 他社のAIモデル需要、MRD償還タイミングは?
A:
- AIモデルは治療適応予測等で臨床を変革する可能性大。他社も追随必至だが時期は不透明
- MRDは2025年末までに償還見込み、収益貢献は2026年以降
Q6: データ事業成長率(Stifel)
Q: 下期の成長率は?
A(CFO): 通年で30%強を想定。Q4が最大の季節性あり、下期はQ2並みの高成長は継続しない見込み。
Q7: 液体生検とAmbry(BTIG)
Q: xF需要と競争力は?Ambryの成長要因は?
A:
- 液体生検は市場を大きく上回る成長。複数時点測定も検討中だが償還待ち
- Ambry成長は競合崩壊によるシェア獲得と自社製品力(品質、TAT、解析力)による
Q8: M&A戦略(William Blair, Wolfe)
Q: 買収と有機成長のバランス、MRD比率見通しは?
A: EBITDA改善を損なわない範囲で戦略的・相乗効果の高い案件のみ実施。MRDは償還後に拡大し26-27年の成長ドライバーへ。
Q9: HbA1c AIアルゴとがん以外領域展開(Guggenheim)
Q: 糖尿病リスク層別AIの商用化時期は?がん以外領域展望は?
A:
- AIアルゴは多数保有するが、米国ではAI診断償還制度が未整備。今後CMS等で拡大期待
- 心臓病、放射線、病理、神経領域でもデータ蓄積進行中だが、現状はがん領域が中心


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