ターゲット(ティッカー:$TGT)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.85 | $2.30 | × |
売上高 | $25.67B (YoY +1.1%) | $25.9B | × |
ガイダンス 2024Q4EPS | $2.15 ($1.85~$2.45) | $2.64 | × |
ガイダンス 通年EPS | $8.60 ($8.30~$8.90) | $9.52 | × |
業績ハイライト
売上・利益
- 第3四半期の既存店売上高は0.3%増
- デジタル売上高は10.8%増、うち即日配送は約20%増
- 営業利益率は4.6%で前年比約60ベーシスポイント低下
- 調整後EPSは$1.85(前年同期$2.10)
トラフィック・客数動向
- 客数は2.4%増(1,000万件以上の取引増加)
- 平均客単価は2%減少(裁量的商品カテゴリーの不振による)
カテゴリー別実績
- ビューティーは6%以上の伸び
- 食品・日用品は低単位の成長
- アパレルは1%未満の減少
- ホーム用品は中単位の減少
- ハードラインは低単位の減少
その他の重要指標
- Roundel(広告事業)は10%台半ばの成長
- Target Circleに300万人の新規会員獲得
- Drive Up売上は20億ドル超
質疑応答ハイライト
コスト増加要因について
- 港湾ストライキ対応による追加物流費用発生
- 健康保険コストと一般賠償責任コストの予想以上の上昇
- SG&A増加の約1%が一般賠償責任と健康保険コストによるもの
消費者動向について
- より慎重な消費行動が継続
- プロモーションへの反応が強まっている
- 日用品での節約分を裁量的商品に振り向ける傾向
裁量的商品カテゴリーの回復見通し
- ホーム用品・アパレルは短期的には慎重な見方
- 新商品投入や価格訴求で需要喚起を図る
- 長期的には回復を見込む(2025年以降)
競争力強化への取り組み
- デジタル投資の継続
- Target Circle会員プログラムの強化
- 新店舗展開の継続(2024年は23店舗出店)
- 商品の差別化(ナショナルブランドとプライベートブランドのミックス)
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