テラダイン(ティッカー:$TER)の2025年度第4四半期決算についてまとめます
- 決算概要
- 業績ハイライト
- 質疑応答ハイライト
- 1) 2026年の売上の考え方
- 2) 新モデルでシェアが46%に見える件、SemiTestの前提(Arcuri/UBS)
- 3) 2025年TAM内訳の定量(SoC/Memory/VIP)
- 4) VIP Computeシェア(約50%)の持続性と不確実性(Hosseini/SIG)
- 5) B売上ターゲットの感度(Hosseini/SIG)
- 6) Merchant GPUテスト:時期・初期シェア・上限の現実感(Sankar/TD Cowen)
- 7) 2026年上期偏重の理由(Sankar / Schneider)
- 8) GPUシェア獲得の“武器”(Brian Chin/Stifel)
- 9) HDDテスト:2026に倍増、ただし「置換」ではなく「補完」
- 10) Mobile TAM:回復は「台数」より「複雑度」、ただし設備効率が上振れを抑える(Samik/JPM)
- 11) 顧客集中(10%超の顧客)
- 12) 2026のセグメント成長感と“シェア増でも希薄化し得る”注意(Duley)
- 13) Merchant GPUが上期/下期ダイナミクスに影響?ターゲットモデルに織り込み?(Evercore)
- 14) Robotics:大口eコマースで損益分岐超えの可能性
- 総括
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $1.80 | $1.38 | 〇 |
| 売上高 | $1.08B (YoY +43.4%) | $977.81M | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1EPS | $2.07 ($1.89~$2.25) | $1.25 | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1売上高 | $1.20B ($1.15B~$1.25B) | $930M | 〇 |
業績ハイライト
1) 4Q25実績サマリー
結論:4Qは「売上・EPSともにガイダンス上限超え」。AI起点の需要がポートフォリオ全体を牽引。
| 指標(4Q25) | 実績 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高 | $1.83B | 2025年で最大四半期、過去2番目(2021年モバイル最盛期の記録に**$3M**届かず) |
| Non-GAAP EPS | $1.80 | ガイダンス上限超え、かつ非GAAP利益はQ/Qで2倍程度 |
| Non-GAAP 売上総利益率 | 57.2% | Semi TestのAI強さが寄与する一方、PTG低採算・ロボミックス・旧製品在庫評価損が相殺 |
| Non-GAAP OpEx | $306M | |
| Non-GAAP 営業利益率 | 29% | Non-GAAP営業利益**$314M**(前期・前年から概ね倍) |
| フリーCF | $219M | |
| 株主還元(買戻し+配当) | $204M | 4QだけでFCFの大半を還元 |
| 税率(離散項目除き) | 10.6%(Non-GAAP)/ 10.3%(GAAP) |
事業別(4Q25)
| セグメント | 売上 | Q/Q | 主因 |
|---|---|---|---|
| Semiconductor Test | $883M | ー | AI Compute/Memory需要 |
| └ SoC | $647M | +47% | ネットワーク/ VIP ComputeなどAI関連が強い |
| └ Memory | $206M | +61% | メモリ事業で過去最高四半期(HBM/DRAM) |
| Product Test Group(PTG) | $110M | 二桁増(Q/Q・Y/Y) | 防衛・航空宇宙が牽引 |
| Robotics | $89M | +19% | 3四半期連続成長。大型eコマース顧客が売上の>5% |
AI依存度(経営陣コメント)
- 2025年後半にAI駆動が急伸
- Q3:AIが売上の40〜50%
- Q4:AIが売上の60%超
- 1Q26見通し:AIが売上の70%超(見込み)
ポジティブ / ネガティブ(視覚化)
- ✅ ポジティブ:AI需要がSoC/Memoryだけでなく、電源・SLT・HDD・ICT・光まで波及
- ⚠️ ネガティブ:ロボのミックス/旧製品在庫評価損、PTGの利益率が全体マージンの押し下げ要因
2) 2025年通期実績サマリー
| 指標(FY25) | 実績 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高 | $3.2B | +13% Y/Y |
| Non-GAAP 売上総利益率 | 58.3% | |
| OpEx | $1.2B | |
| 営業利益率(Non-GAAP) | 22% | |
| Non-GAAP EPS | $3.96 | +23%(会社コメント:SoC+Memoryが**+17%Y/Y**寄与) |
| フリーCF | $450M | |
| 株主還元(買戻し+配当) | $785M | **FCFの174%**を還元(=資金流出超過) |
| 期末 現金・有価証券 | $448M | |
| 税率(離散項目除き) | 12.8%(Non-GAAP)/ 12.6%(GAAP) |
ポートフォリオの変化(重要)
- Semi Test比率:企業売上の低70%台 → 約80%へ上昇
- SoCの構成が大転換:
- 2020〜21:モバイル依存が高い
- 2025:Computeが最大、かつCompute売上が+90% Y/Y
- SoC内訳(ラウンドナンバー、経営陣説明):
- 2023:Compute約10%、Auto/Industrial約50%、Mobile約40%
- 2025:Compute約50%、Auto/Industrial約25%、Mobile約25%
各事業の通期コメント(経営陣)
- PTG:2025売上**+8%**(防衛・航空宇宙が強い)。Quantifi Photonics統合進捗。2026は全ライン成長見込み。
- Robotics:2025はQ2以降連続で成長。Physical AI/Advanced Roboticsへ集中。
- Semi Test:2025 +19% Y/Y
- SoC +23% Y/Y(ネットワーク/VIP Compute)
- Memory:市場横ばいの中でHBM/DRAM最終テストのシェア増で微増
- VIP Compute市場は少数プレイヤーに集中し、購買の偏りが「売上のラフさ」を助長
- IST:2024→2025で**+50%超**成長。
- Mobile SLT:2024新規顧客が2025で強くランプ
- Compute SLT:2025に2社から受注
- HDD:2025後半に新規顧客受注、2026にランプ予定
市場(TAM)の定量コメント
- SoC TAM:2025が過去最高、2024比で約+60%
- Memory TAM:2025は約-4%(対2024)
- Memory TAM構造:2020-21はFlash/DRAMほぼ半々 → 2025はDRAM+HBMで約90%
- 2026見通し:Memory市場は低2桁成長(HBM/DRAM主導)
3) 1Q26 ガイダンス
| 指標(1Q26見通し) | ガイダンス | 補足 |
|---|---|---|
| 売上高 | $1.15B〜$1.25B | 中央値でQ/Q +11%、Y/Y +75%。四半期として新記録見込み |
| Non-GAAP EPS | $1.89〜$2.25 | 希薄化後株式数:158M |
| 売上総利益率 | 58.5%〜59.5% | 中央値でQ/Q +180bp |
| OpEx | Q4比**+6%** | 売上比26%〜28% |
| 営業利益率(Non-GAAP) | 中央値で32% |
売上季節性の変化(重要なメッセージ)
- 2020〜24:モバイル由来でQ2/Q3偏重が多かった
- 2025は崩れ、Q4が最大
- 2026は「2025の逆(上期60%)」を示唆(ただし“線形前提”に警告)
MultiLane JV(共同事業)
- 2Q26クローズ想定
- PTGで連結、少数株主持分の純利益を新たに開示
- **2026は増益寄与(accretive)だがEPS影響は軽微(de minimis)**見込み
4) 新・ターゲット・アーニングモデル
前提:ATE TAMが$12B〜$14Bの局面でのTeradyne P&Lを提示
| モデル前提 | 目標レンジ |
|---|---|
| ATE TAM | $12B〜$14B(2025の約$9Bから拡大) |
| Teradyne 売上 | 約$6B |
| 売上総利益率 | 59%〜61%(従来モデル高値より+1pt) |
| OpEx比率 | 27%〜29%(規模のレバレッジ) |
| 営業利益率 | 30%〜34% |
| Non-GAAP EPS | $9.50〜$11 |
成長ドライバー
- Semi Test:ATE市場成長率以上の成長を狙う(Compute/Memoryの強さ+Auto/Industrial回復+Mobile回復を想定。ただしMobileは2021ピークに戻らない前提)
- IST:Compute SLT勝ち筋+HDD拡大
- PTG:Compute、防衛、フォトニクス、高速I/O、データセンター需要
- Robotics:Physical AIでSAM拡大、実装簡素化、労働力不足の構造要因。大口顧客とeコマース/物流/半導体・電子への集中
株主還元方針
- 2015〜2025で還元累計**$5.4B超**(概ねFCFの100%規模)
- 今後も現金余力を確保しつつ、M&A/自社株買いを機動的に
質疑応答ハイライト
1) 2026年の売上の考え方
Q(C.J. Muse):2026年の見立て。2025(上期40%/下期60%)の逆になると言っていたが、通期成長や6月期(Q2)のサイズ感は?
A(Turner):
- 健全なバックログで2026のポジショニングは良い
- 例年「13週間程度の需要可視性」だが、今年は上期の見通しが昨年より良い
- ただし、AIインフラの発注パターンで四半期間/年跨ぎのブレがあり、線形成長前提に注意
補足(Smith): - Q1のランレートは強いが後半の可視性が弱い
- **2〜3四半期のサージの後、短期の“消化(digestion)”**が来る可能性を警戒
2) 新モデルでシェアが46%に見える件、SemiTestの前提(Arcuri/UBS)
Q(Muse):新ターゲットモデルはATEシェアが25%→46%に見える。ドライバーは?
A(Smith):
- $12B〜$14B TAMで$6Bは46%より少し抑えた前提
- Compute TAMが伸び、TeradyneはComputeで低いシェアから上げていく
- Mobileは市場が今の~1.5倍程度、Auto/Industrialは市場拡大に合わせて維持/一部増、Memoryは以前未参入領域が多かったが今は広く参入しシェアを取りにいける
Q(Arcuri):Robotics/PTGを強めに伸ばすと、SemiTestシェアは22〜25年の高30%台に戻る程度で、大きな上積みに見えないが?
A(Smith):
- その計算はRobotics/PTGの成長をより強く見ている可能性
- 会社は中期で80-10-10(Semi/PTG/Robotics)の比率が概ね維持想定
- ATEシェアは低40%台程度という認識
- 重要:ISTは会社売上に含むが、ATE TAMには含まれない
3) 2025年TAM内訳の定量(SoC/Memory/VIP)
Q(Arcuri):2025年SoC TAM($7.2B)内訳は?Compute内のVIP TAMは?
A(Smith)(暫定、第三者データ集計中):
- SoC TAM(2025)
- Compute:約$5B
- Mobility:約$1B
- Auto/Industrial:$1B弱
- Service:約$0.7B
- Memory TAM(2025):$1.4B弱
- DRAM:約$1.2B
- 残りはFlash
- Compute内VIP TAM:$0.6B強(just over 600)
4) VIP Computeシェア(約50%)の持続性と不確実性(Hosseini/SIG)
Q:2025のVIP Computeシェア約50%。ASICが増え集中が緩むと、シェア>50%も?
A(Smith):
- この領域は「どのシェアも安全ではない」
- 新規ソケットを取りに行きつつ、既存も攻められる
- ASICは量産前のTAM評価が難しい(ハイパースケーラーは商用GPU等と比較して優位なら量産)
- 長期では50%維持は可能性あるが、**四半期/年単位で“ノイジー”**になる
5) B売上ターゲットの感度(Hosseini/SIG)
Q:ATE TAMと$6B売上はベース/平均/ベストケース?どう構築した?
A(Smith):
- $6Bはバランスされた数字(上振れ要因と下振れ要因がある)
- 最大の不確実性は「TAMがそこへ到達するスピード」(外部環境)
- 次に重要なのはComputeでのシェア(低い位置から上げるのに時間)
- ただし、Mobile(複雑度回復)、Auto/Industrial(InfineonからのPower事業取得でWBG対応)、IST(顧客基盤拡大)、Robotics(超大口顧客が触媒)など、**Compute以外の要素が“下支え”**しており、結果として数字のリスクを下げる
6) Merchant GPUテスト:時期・初期シェア・上限の現実感(Sankar/TD Cowen)
Q:GPUテストの現実的シェアは?2年でどこまで?
A(Smith):
- 生産認定(production qualification)に向け進捗良好(ただし時期は複雑で特定困難)
- 認定後、数年かけてシェアを積み上げる
- 1Q26ガイダンスにmerchant GPU売上は含まない
- 影響は2H26の方が大きく、収益規模は“マテリアル”だが、当初シェアはシングルデジット
- 競争のデュアルソースでは最終的に30/70のバランスに近づくケースが多い(“上限30%”と断定ではないが、到達には時間)
7) 2026年上期偏重の理由(Sankar / Schneider)
Q(Sankar):モバイル季節性が薄いなら、なぜまだ上期偏重?
A(Smith):
- 主要プログラムが上期にロード
- 下期は案件が多いが、確度が十分でなく通期見通しを強く言えない
A(Turner)補足: - 強いバックログにより、上期の確度が高い
Q(Schneider/GS):Q2はQ1比でどう見る? 2026 ATE TAMレンジは?
A(Turner):Q2ガイダンスは出さず。2026は上期60%程度という枠感のみ。
A(Smith):ATE TAMは不確実性が大きく数値ではなく形容詞で説明。ただし“幅”としては**+20%〜+40%**程度もあり得るが、どこに着地するかは不明。
8) GPUシェア獲得の“武器”(Brian Chin/Stifel)
Q:GPUで勝つ要因は?
A(Smith):
- 新しいテスト挿入はTAM増の要因(シェア機会も増)
- 差別化:
- 供給網が強く短納期(需要が読みにくい顧客に刺さる)
- テスタの品質(信頼性・稼働率)、OSATからの支持
- 次世代計測器がβ段階:デバイス向け電力供給能力とテストプログラム用メモリが大幅増
- サーバー実運用に近い“ミッションモード”試験(テスタ側がサーバー級に高度化)で欠陥検出を前倒し(left shift)
9) HDDテスト:2026に倍増、ただし「置換」ではなく「補完」
Q(Brian Chin):新HDD顧客は内製テスタ置換? 2026のHDD成長と2025ベースは?
A(Smith):
- 「置換」より内製を補完する位置づけ
- IST内訳は非開示だが、HDD売上は2025→2026で倍増すると明言
- SoC/DRAMの内製ATEについて:SoCで大きい1社、Memoryで大きい1社が内製戦略。Memoryは持続的、SoC側は今後数年で変化し得る(foundry顧客が商用を求める)
10) Mobile TAM:回復は「台数」より「複雑度」、ただし設備効率が上振れを抑える(Samik/JPM)
Q:モバイルTAM 1.5x想定は複雑度?台数? “資本効率改善”の懸念とは?
A(Smith):
- モバイル回復は主に**複雑度(complexity)**で、台数増は前提にしていない
- 台数はここ数年レンジ内、AI新機能/新フォームファクタで更新率が上がる可能性はあるが、直近4〜5年はそうなっていない
- 懸念:モバイル向けテスタの巨大な既存設置台数があり、SKUや構成の近さからフリート最適化で増設を抑制できる
11) 顧客集中(10%超の顧客)
Q(Duley/Steelhead):10%超顧客はどの領域?規模感は?
A(Smith/Turner):
- 2025:10%超のspecifying顧客が2社、purchasing顧客が1社
- specifying:Mobile 1社、Compute 1社
- purchasing:複数領域に跨る
- 規模は「10%を大きく上回るほどではない」、概ね各社10%程度
12) 2026のセグメント成長感と“シェア増でも希薄化し得る”注意(Duley)
Q:SoCはTAM成長速く、Memoryは遅い?シェア増なら売上成長>市場成長?
A(Smith):
- SoCが速く、Memoryがより緩やかという想定は概ね妥当
- ただし注意:ComputeはTAM成長が大きい一方、TeradyneのComputeシェアは相対的に低いため、Computeが伸び過ぎると、全体シェアは“希薄化”して見える可能性がある(=各セグメントで改善していても、ミックスで見え方が変わる)
13) Merchant GPUが上期/下期ダイナミクスに影響?ターゲットモデルに織り込み?(Evercore)
Q(Shrotre):GPU winは2H偏重の理由?ターゲットモデルに織り込み?
A(Smith):
- merchant GPUが大きくランプすれば2Hに影響
- ターゲット($6B)モデルにも織り込み済みだが、“極端に高いシェア”は前提にしていない
14) Robotics:大口eコマースで損益分岐超えの可能性
Q(Shrotre):Roboticsは大口案件でブレークイーブンを超える?
A(Smith):
- 会社は2026でRoboticsを損益分岐に持っていく狙い
- 大口eコマース顧客売上は**2025→2026で“3倍程度”**見込み、その後も施設展開拡大で増加
- 2026で損益分岐、2027以降は利益貢献を期待
総括
✅ 強材料
- **AI依存の急上昇(Q4で60%超、Q1で70%超見込み)**は、短期業績を爆発させる一方で、特定投資サイクル(データセンター建設・GPU/ASIC更新)への同調度を極限まで高める。
- 4Qの実績は圧倒的(売上は過去2番目、EPS上振れ、営業利益倍増)が、同時に経営陣自身が「2〜3四半期のサージ後に消化局面」を口にしており、**足元の強さを“平準化して外挿するな”**という警告が明確。
⚠️ 最重要リスク:可視性の欠如を“モデル変更”で隠していないか
- 「年縛りをやめた常設モデル」は、投資家にとっては到達時期が消える=検証可能性が下がる。
- 経営側のロジックは理解できる(Compute/Memoryの注文が境界を跨いで動く)が、裏を返すと経営側もタイミングを読めないことの宣言。
- しかも、2026 ATE TAMを**+20〜+40%**と“幅”で語る(=レンジが広すぎる)時点で、短期の業績変動が極端化する可能性は高い。
⚠️ “シェアが上がっても見かけ上のシェアが下がる”という厄介な構造
- 経営が言う通り、Compute TAMが巨大化する局面では、TeradyneのComputeシェアが低い限り、全体シェアはミックスで押し下げられ得る。
- これは株式市場にとって厄介で、四半期ごとに「シェア低下」ヘッドラインが出ても、実態は“改善中”というケースがあり得る。説明難易度が上がり、バリュエーションが不安定になりやすい。
⚠️ Merchant GPU:材料は大きいが、当初はシングルデジット、認定時期も曖昧
- 2H26要因として語るが、1Qガイダンスには未織り込み。
- 認定タイミングが読めない(「複雑で特定困難」)以上、期待先行で株価が走り、遅れれば反落という典型パターンの温床。
- さらに“最終的に30/70の世界”を示唆する一方、初期はシングルデジット。**市場が欲しいのは“初期の立ち上がり速度”**であり、そこが最も不透明。
⚠️ Robotics:ブレークイーブン目標は良いが、“一社依存の成長ストーリー”に寄りやすい
- 大口eコマース顧客が2025→2026で約3倍は強烈。ただし、これが損益改善の主因だとすると、案件進捗・投資判断・導入速度の遅延リスクがそのまま業績に出る。
- 「>5%」から急増する局面は、数字が見栄えしやすい一方で、顧客の都合一発でブレる。
✅/⚠️ 株主還元:FCFの174%還元は“財務余力の薄さ”にも見える
- 2025に**$450M FCFで$785M還元は、資本効率を好む投資家には受けるが、同時にサイクル下振れ局面のクッションが薄くなる**。
- 期末現金・有価証券**$448M**は、売上規模・事業ボラを考えると潤沢とは言い切れず、AI投資サイクルが逆回転した場合の柔軟性に懸念が残る。
株価
- ポジティブ材料:1Q26の記録級ガイダンス(売上・EPS・GM改善)、AI比率の上昇、ターゲットモデルのEPSレンジ($9.5〜$11)の提示、merchant GPUの“2H26 material”示唆。
- ネガティブ材料:後半の可視性欠如、サージ後の消化懸念、TAMレンジの広さ、モデルが“年次目標”ではなくなったことによる検証性低下、GPU認定時期の不確実性。

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