スノーフレーク(ティッカー:$SNOW)の2026年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.35 | $0.29 | 〇 |
| 売上高 | $1.21B (YoY +28.4%) | $1.18B | 〇 |
✅ 業績ハイライト
📈 売上と成長率
| 項目 | 金額 | 前年同期比成長率 |
|---|---|---|
| 製品売上高 | $1.16B | +29% |
| 残存履行義務(RPO) | $7.88B | +37%(加速) |
| 顧客純維持率(Net Revenue Retention) | 125% | 安定 |
| 新規顧客数(Q3) | 615社(過去最高) | – |
- CEOのSridhar Ramaswamy氏によれば、「AIへの移行を加速する中で、Snowflakeは依然として中心的存在」であり、企業のAI戦略の中核となっている。
- 特に、AI関連の影響で新規契約の50%が獲得、導入済みユースケースの28%にAIが含まれるなど、AIが収益に与える影響は顕著。
🧠 AI関連の進展
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| AI関連売上ランレート | $100M(1四半期前倒しで達成) |
| AI機能を使用するアカウント数(週次) | 7,300超 |
| Snowflake Intelligence採用顧客数 | 1,200社(史上最速の製品採用) |
- Snowflake Intelligence により、自然言語でリアルタイム分析を可能に。
- 例: TS Imagine社では「8.5人分の業務をAIエージェントで代替」。
- Fanatics社はAIで100M人以上のファンのデータ統合を実現、広告ビジネスを強化。
🧑🤝🧑 顧客基盤とパートナーシップ
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| Global 2000顧客数 | 776社(平均年間支出:$2.3M) |
| 4件の9桁大型契約締結(記録更新) | – |
| AWS Marketplace経由の売上 | $2B超(年間) |
| AI影響を受けた新規契約 | 50% |
- SAP、ServiceNow、Palantir、UiPath、Splunk等との新規連携発表。
- Anthropicとの$200M規模の買収型AI提携(SnowflakeがAnthropicのサービスを購入しつつ共同販促)。
🏗️ 製品・技術の進展
| 項目 | 数値/内容 |
|---|---|
| GAされた新機能数(年初来) | 370件(前年比+35%) |
| Cortex AI | 金融業界向け機能を強化、Geminiモデル(Google Cloud)とも連携 |
| OpenFlow | 構造化・非構造化データの簡易統合を実現(例: EVgo社が導入) |
| Unistore / Postgres対応 | OLTP領域への進出強化、Crunchy Data買収で強化 |
| Select Star買収 | データカタログ機能「Horizon」強化目的 |
💰 利益・キャッシュフロー・株主還元
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 製品粗利(Non-GAAP) | 75.9% |
| 営業利益率(Non-GAAP) | 11%(YoY +450bps) |
| フリーCFマージン(Non-GAAP) | 11% |
| 自社株買い | $233M(1M株、$223.35/株) |
| 現金・投資合計 | $4.4B |
📅 ガイダンス(FY2026およびQ4)
| 指標 | 値 | 前年比 |
|---|---|---|
| Q4製品売上ガイダンス | $1.195B–$1.2B | +27% |
| FY2026製品売上ガイダンス | $4.446B(引き上げ) | +28% |
| FY2026 製品粗利(Non-GAAP) | 75%(据え置き) | – |
| FY2026 営業利益率(Non-GAAP) | 9%(据え置き) | – |
| FY2026 フリーCFマージン(Non-GAAP) | 25%(据え置き) | – |
💬 質疑応答ハイライト
🤖 AI収益と導入状況(Sanjit Singh – Morgan Stanley)
Q: AI売上$100M達成、どんな顧客・ユースケースが中心か?
A(Sridhar):
- Snowflake Intelligenceの導入企業は既に1,200社以上。
- 営業や財務データなど部門特化のAIエージェント活用が進む。
- 「社内ユーザー全員が分析可能になる」ことが採用の決め手。
- Cortex AIの採用も堅調で、特に金融業界では「AIガバナンス」が重要。
🧲 新規顧客の獲得傾向(Kirk Materne – Evercore)
Q: AI時代に新規顧客の入り口も変わっている?
A(Sridhar):
- 従来の「分析用途」だけでなく、AIでのユースケース提案が初期から可能。
- 顧客ごとのデモやPOCをカスタム生成できるのが強み。
- AIは50%の新規案件獲得に影響。
- 下層のデータ統合製品(OpenFlow等)も並行して価値を拡張。
📊 売上ガイダンスの考え方(Brian Robins)
Q(複数): Q3の成長は強いがQ4ガイダンスはやや抑えめ?
A:
- Q3は想定通りの成長であり、ハイパースケーラーの障害で$1–2Mの影響があった。
- ガイダンスはMLモデルに基づき提供。FYガイダンス($4.446B)引き上げが本質的なシグナル。
- Q2のビートは一時的な大規模マイグレーションの影響もあった。
🧠 ゼロコピー共有とパートナー連携(Raimo Lenschow – Barclays)
Q: ゼロコピー(Zero Copy)共有が増える中でのSnowflakeの位置づけは?
A(Sridhar):
- SAP, Workday, Salesforce, ServiceNowとのゼロコピー連携は好影響。
- 顧客にとって**「統合ビュー」としてSnowflakeが中核**となる。
- AIエージェントとの連携でデータ統合の価値はさらに拡大。
💼 9桁契約とRPO成長(Tyler Radke – Citi)
Q: 今期の9桁契約は具体的にどのような内容か?
A(Sridhar):
- 4件の9桁契約を新規締結(過去最多)。
- 顧客の中長期的な利用意向の強さの表れであり、短期売上への影響は限定的。
- 大型契約は、平均で2.5年ごとに更新されるサイクル。

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