クレド・テクノロジー(ティッカー:$CRDO)の2025年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.35 | $0.27 | 〇 |
| 売上高 | $170.03M (YoY +179.7%) | $159.59M | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1売上高 | $190M ($185M~$195M) | $162.40M | 〇 |
業績ハイライト
売上・成長率
| 指標 | 四半期 (Q4 FY25) | 通期 (FY25) | 対前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $170M | $437M | +180%(Q4)、+126%(FY) |
| 製品売上高 | $165.9M(Q4) | 未開示 | +276%(Q4) |
✅ ポジティブ:通期売上は過去最高を更新、Q1からQ4で売上が約3倍に成長。
利益・マージン
| 指標 | 四半期 (Q4 FY25) | 通期 (FY25) | 対前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 非GAAP粗利益率 | 67.4% | 65% | +355bps(Q/Q)、+257bps(FY) |
| 非GAAP営業利益 | $62.5M | 非開示 | +47%(Q/Q) |
| 非GAAP営業利益率 | 36.8% | 非開示 | +538bps(Q/Q) |
| 非GAAP純利益 | $65.3M | 非開示 | 前期$45.4Mから大幅増 |
| 非GAAP EPS | 非開示 | $0.70 | 前年比 +$0.62 |
| 非GAAP純利益率 | 38.4% | 非開示 | ガイダンス上限28〜33%を大きく超過 |
✅ ポジティブ:営業・純利益率ともにガイダンスを大幅に上回り、収益性が飛躍的に向上。
キャッシュフロー・バランスシート
| 指標 | Q4 FY25 | Q3 FY25 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 営業CF | $57.8M | $4.2M | +$53.6M |
| フリーCF | $54.2M | -$0.4M | +$54.6M |
| 現金及び現金同等物 | $431.3M | $379.2M | +$52.1M |
| 在庫 | $90M | $53.2M | +$36.8M |
⚠️ 注意点:在庫が前四半期比で+69%と大幅増。将来的な需要見通しに基づく先行投資と思われるが、需給ギャップには注意。
FY26 ガイダンス
| 指標 | Q1 FY26 ガイダンス | 通期 FY26 見通し |
|---|---|---|
| 売上高 | $185M〜$195M(+12% Q/Q) | $800M超(+85% YoY) |
| 非GAAP粗利益率 | 64%〜66% | 通年で高水準維持見込み |
| 非GAAP営業費用 | $54M〜$56M | 売上成長の半分以下のペースで増加予定 |
| 非GAAP純利益率 | 非開示 | 約40%に接近見通し |
質疑応答ハイライト
大口顧客比率と顧客基盤の多様化(BofA)
Q: 上位3社の構成比率は?FY26の売上成長要因とリスクは?
A (CFO Fleming):
- 上位顧客:1社が61%、他2社が12%、11%
- FY26下期に2社のハイパースケーラーが新たに10%超へ
- 収益の季節性や顧客の立ち上げ時期により四半期ごとの変動はあるが、分散化が進行中
✅ ポジティブ:既存顧客3社に加えて新規2社が下期から貢献予定
粗利益率の見通し(BofA)
Q: Q4で粗利率上昇したが、Q1は減少見込み。理由は?
A (Fleming):
- Q4の粗利率はスケールメリットが主因
- Q1は製品ミックスの変動による一時的要因
- 長期的には粗利率モデル(65%)の上限を維持・超過見込み
⚠️ 注意点:粗利率は四半期ごとに若干のブレあり
AECのユースケースと成長(Stifel)
Q: AECの適用先は?800G移行の進行状況は?
A (CEO Brennan):
- AEC用途:①フロントエンド(スイッチ⇔サーバ)、②バックエンド(GPU間接続)、③シャーシ内通信
- 現在は50Gbps/レーン(400G)が主流、100Gbps/レーン(800G)は徐々に浸透
- 顧客ごとに戦略が異なるため、一律には語れないが、FY26末から800Gへの本格移行が進む見込み
✅ ポジティブ:AECは今後も成長が期待される中心領域
光DSPの進捗(TD Cowen、Mizuho)
Q: 光モジュールの進展と顧客反応は?
A (Brennan):
- 100G/レーン:複数の顧客で採用進行中
- 800G:消費電力9W未満でエラーレート優秀なモジュールを披露(OFCで高評価)
- 200G/レーン:市場の立ち上がりはやや遅れる予想だが準備済み
✅ ポジティブ:光分野の拡大、特にLROの採用で差別化
スケールアップ市場への参入と競争優位性(Barclays)
Q: UALinkやNVLinkなど新しいプロトコルとの関係性は?
A (Brennan):
- Gen5、Gen6のPCIe対応が先行。将来は224Gbps SERDESで複数規格に対応予定
- 物理層レベルではEthernet、UALink、NVLinkは共通化できるため、マルチ対応が可能
✅ 戦略的中立性:プロトコル依存せず物理層で柔軟性を維持
パイロットソフトウェアの特徴(TD Cowen)
Q: Pilotの特徴と差別化要素は?
A (Brennan):
- 過去10年にわたる開発経験を反映
- Telemetry(状態監視)機能やデバッグ機能でシステム開発の加速に寄与
- AECやRetimer製品との統合で一貫したUXと信頼性向上を実現
✅ 競争優位:ソフト+ハードの統合で顧客満足度向上

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