バンブル(ティッカー:$BMBL)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.22 | $0.15 | 〇 |
売上高 | $268.62M (YoY +3.4%) | $273.3M | × |
ガイダンス 2024Q2売上高 | $272M ($269M~$275M) | $297.4M | × |
ガイダンス 通年売上高 | $1.065B ($1.06B~$1.07B) | $1.14B | × |
業績ハイライト
売上高
- Bumble Inc.の総売上高は前年同期比3%増の2億6900万ドル
- 為替のマイナス影響は約1.5ポイント
- Bumble アプリの売上高は5%増の2億1800万ドル
- Badooアプリとその他の売上高は2%減の5100万ドル
ユーザー数
- 総課金ユーザー数は14%増の410万人
- Bumble アプリの課金ユーザー数は15%増の280万人
- Badooアプリの課金ユーザー数は12%増の130万人
収益性
- 調整後EBITDAは7500万ドルで、マージンは28%
- 前年同期の26%から改善
通期見通し
- 2024年通期の総売上高成長率見通しを1-2%に下方修正
- Bumble アプリの売上高成長率見通しを1.5-2.5%に下方修正
- 調整後EBITDAマージンは前年比200ベーシスポイント以上の拡大を見込む
質疑応答ハイライト
エコシステムの改善について
- 従来の女性中心のアプローチは維持しつつ、ユーザーの意図やバランスを最適化
- プロフィール作成の基準を引き上げ、低エンゲージメントユーザーを減らす取り組み
- マーケティング戦略を市場の成熟度に応じて最適化
製品ロードマップと収益戦略
- 秋から冬にかけて新機能を順次リリース予定
- AIを活用した写真選択やプロフィール作成支援機能を導入予定
- Premium+の拡大を一時的に抑制し、サブスクリプション階層の価値を再構築
トップオブファネルの弱さについて
- 特に成熟市場である米国で新規ユーザー獲得に課題
- 消費者センチメントやマクロ環境の影響を注視
- 製品体験の改善を通じて長期的な成長を目指す
Geneva買収について
- コミュニティ機能を強化し、若年層の取り込みを狙う
- 秋に更新版をリリースし、徐々に規模を拡大していく方針
- Bumbleのポートフォリオ全体に技術やベストプラクティスを適用予定
回復の見通しについて
- 成長市場への投資を継続しつつ、成熟市場での改善に注力
- 具体的なタイムラインは示さないものの、複数の指標を注視
- エコシステムのバランス、エンゲージメント、収益化の進捗を評価
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