決算:BAC 2024Q2

決算

バンクオブアメリカ(ティッカー:$BAC)の2024年度第2四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for BAC

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.83$0.80
売上高$25.4B
(YoY +0.8%)
$25.2B

業績ハイライト

収益と利益

  • 第2四半期の純利益は69億ドル、希薄化後EPSは0.83ドル
  • 収益は前年同期比で増加、非金利収入の改善が純金利収入の減少を相殺
  • 手数料収入は前年同期比6%増加し、総収益の46%を占める

事業部門別パフォーマンス

  • 収益は消費者・GWIM事業と法人向け事業でほぼ半々に分かれる
  • 資産運用手数料は14%増加
  • 投資銀行業務手数料は29%増加
  • 販売・トレーディング収益は7%増加

顧客基盤の拡大

  • 消費者チェッキング口座は22四半期連続で純増、今四半期は278,000口座純増
  • 富裕層管理では6,100の新規顧客関係を獲得
  • デジタルバンキングの利用者は4,700万人を超え、ログイン回数は四半期で35億回

資本と配当

  • CET1比率は11.9%で前四半期から変わらず
  • 35億ドルの自社株買いと19億ドルの配当を実施
  • 四半期配当を8%増加させる意向を発表

質疑応答ハイライト

純金利収益(NII)の見通し

  • 2024年第2四半期がNIIの底と予想
  • 第3四半期と第4四半期にはNIIの増加を見込む
  • 2024年第4四半期のNIIは約145億ドルと予想(現在の四半期比4-5%増)
  • 2025年の見通しは未提供だが、固定金利資産の再評価やキャッシュフローヘッジの再評価などが寄与する見込み

預金の動向と価格設定

  • 平均預金残高は前年同期比2%増加、四半期ベースでも微増
  • 富裕層管理事業を除き、全事業部門で預金金利の上昇ペースが鈍化
  • 2024年後半には預金金利の安定化を予想

貸倒引当金と信用コスト

  • 第2四半期の貸倒引当金は15億ドル、前四半期から1.89億ドル減少
  • 消費者向けクレジットカードの延滞率は安定化、2024年後半には純信用損失の安定化を予想
  • 商業用不動産、特にオフィス関連の純チャージオフは減少、2024年後半はさらに改善を見込む

資本管理

  • 現在のCET1比率11.9%は、今後の規制要件増加(10.7%)を十分にカバー
  • 新たな資本規制の最終化を待って、今後60-120日の間に資本管理方針を調整する可能性

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