アプライドマテリアルズ(ティッカー:$AMAT)の2024年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.32 | $2.19 | 〇 |
売上高 | $7.05 (YoY +4.9%) | $6.97B | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | $2.29 ($2.11~$2.47) | $2.27 | 〇 |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $7.15B ($6.75B~$7.55B) | $7.25B | × |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の実績
- 売上高は70.5億ドルで前年同期比5%増
- 非GAAPベースの粗利益率は47.5%
- 非GAAPベースのEPSは2.32ドルで前年同期比9%増
- 中国向け売上高は全体の30%に
2024年度通期の実績
- 売上高は272億ドルで前年比2.5%増
- 非GAAPベースの粗利益率は47.6%で前年比80bp改善
- 非GAAPベースのEPSは8.65ドルで前年比7.5%増
- 営業キャッシュフローは87億ドル、フリーキャッシュフローは75億ドル
2025年度第1四半期の見通し
- 売上高は71.5億ドル(±4億ドル)で前年同期比7%増を見込む
- 非GAAPベースのEPSは2.29ドル(±0.18ドル)
- 半導体システム事業の売上高は約53億ドルで前年同期比8%増
- AGS事業の売上高は約16.5億ドルで前年同期比12%増
- ディスプレイ事業の売上高は約1.75億ドル
質疑応答ハイライト
中国事業について
- Q4および2025年度Q1の中国向け売上高は全体の約30%で推移する見通し
- ICAPSビジネスが中国事業の大部分を占める
- 自動車、産業、アナログ、イメージセンサー向けは減速傾向にあるが、パワー半導体やマイクロコントローラーは堅調
粗利益率の改善について
- ロジスティクス、在庫管理、スクラップ管理、コスト全般の改善により、ベースラインが48%まで上昇
- 2025年度Q1は製品ミックスの改善により48.4%を見込む
- 価値ベースの価格設定の導入も寄与
先端ロジック事業について
- Gate-All-Around(GAA)向け売上高は2024年度の25億ドルから2025年度は倍増見込み
- GAAトランジスタへの移行により、Appliedの対象市場は10万ウエハー/月あたり120億ドルから140億ドルに拡大
- GAAノードでの市場シェアは50%超を見込む
DRAM事業について
- 2024年度のDRAM売上高は前年比60%以上増加
- HBM(High Bandwidth Memory)向けパッケージング売上高は7億ドル超
- 過去10年間でDRAM市場シェアを約10ポイント拡大
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