2025年6月30日から7月4日の米国株式市場のまとめです
今週の市場概要
米国株式市場は強い雇用統計や貿易期待を背景に堅調な展開となり、S&P 500、NASDAQ、ダウ平均はいずれも週次ベースで上昇し、年初来高値付近で堅持しました。全体的に楽観姿勢が優勢でしたが、7月9日の関税期限を巡る不透明感も警戒されました。
主要指数の週間パフォーマンス
- S&P 500:終値約6,279、週間 +1.7%の上昇。過去5営業日のうち4日で史上最高値を更新
- NASDAQ総合:終値約20,601、週間 +1.6%。テクノロジー株主導で堅調に推移
- ダウ平均:終値約44,829、週間 +2.3%。直近連続で上昇し年初来高値に迫る
今週の経済イベント・指標
- 6月雇用統計:非農業部門雇用者数は+147,000件と市場予想115,000を上回り、失業率は4.1%に低下。労働市場は強さを維持しており、利下げ期待は後退。
- パウエルFRB議長発言:トランプ政権の関税政策によってインフレ圧力が持続しており、利下げ判断を慎重に進めざるを得ない状況であると表明
- 関税停止期限への警戒:7月9日に米国の相互関税90日停止が期限を迎える予定で、交渉次第では再び緊張が高まる可能性あり。
セクター別動向
- 好調セクター:テクノロジー・半導体関連が引き続き強く、NASDAQと相まって市場を牽引。投資家心理を支える強い中心選手に
- 慎重なセクター:景気敏感株や一部の輸出関連企業には、貿易政策の不透明感が影を落としています。
注目の個別銘柄
- Tesla(テスラ):第2四半期の納車台数が前年比–13.5%と期待外れだったが、市場は既に織り込み済みと判断して株価は逆に+5%上昇。
- Nike(ナイキ):米・ベトナム間の貿易協定によってベトナムへの関税懸念が後退し、構成サプライチェーンの安心感から株価は+4.1%上昇。
来週の注目ポイント
- 7月9日:関税期限の行方…交渉成立か再発動かが決定的となり、市場のリスク許容度に直接影響
- FRB 6月議事録の公開…政策スタンスや利下げへの示唆に関心集まる

コメント