マイクロン・テクノロジー(ティッカー:$MU)の2025年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $3.03 | $2.86 | 〇 |
| 売上高 | $11.32B (YoY +46.1%) | $11.16B | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1EPS | $3.75 ($3.60~$3.90) | $3.04 | 〇 |
| ガイダンス 2026Q1売上高 | $12.5B ($12.2B~$12.8B) | $11.83B | 〇 |
📊 業績ハイライト
🧾 売上・利益・ガイダンス
| 項目 | 実績・見通し | コメント |
|---|---|---|
| 売上高 | 非開示(Q&Aセッション中心) | 決算発表済の内容は本編に含まれず。分析家との質疑応答がメイン。 |
| 営業利益率 | 最高水準(2018年11月以来) | DRAMの高マージンが寄与。 |
| 総利益率(Gross Margin) | 50%以上に回復 | 2022年中頃の水準を超過。DRAMの価格上昇が主要因。 |
| 2026年見通し | 売上・マージンともに改善継続 | DRAMの供給逼迫と高付加価値製品構成の拡大によりポジティブな見通し。 |
🧮 設備投資(CapEx)
| 年度 | 金額(ネット) | 用途 | コメント |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | $13B → $18B | 主にDRAM建設および装置投資 | NAND投資は最小限。HBM/DRAM成長を支援。 |
| 2026年度計画 | 約$18B | DRAM向け設備が大半を占める | 米国アイダホ新工場(2027年後半稼働)含む。 |
🔄 製品別進捗と見通し
DRAM(含むHBM)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| DRAM市場 | 「非常にタイト」な需給状況が継続 |
| HBM(High Bandwidth Memory) | 2026年にDRAM供給シェア相当までのシェア獲得を見込む |
| HBM4性能 | JEDEC標準超え(11Gbps超・2.8TB/s) |
| マージン | 非HBM DRAMの価格改善により一時的にHBMを上回る可能性も |
| プロセス移行 | 1-gammaが成熟し量産開始。1-betaと併せて出荷の大半を占める |
NAND
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 市況 | 徐々に逼迫化、2026年には大きく改善見込み |
| 価格動向 | 改善中。AI用途や高容量SSD需要増で追い風。 |
| 高容量SSD | 最大245TBまで製品投入済。今後もAIサーバ向けで平均容量増加見通し。 |
| モバイル向けManaged NAND | 完全撤退を決定。ROIが見込めず、リソースはデータセンター向けへ集中。 |
❓ 質疑応答ハイライト
💽 NAND市場と容量トレンド
Q(Barclays): NANDの現況とビット成長の動向は?
A(Sumit):
- FQ4のビット減少は一時的なミックスの変動。
- 2026年にかけてAIサーバ需要でNANDの需給は改善。
- 特にデータセンター向けSSDにおけるMicronのシェアが高く、追い風。
- 高容量SSD(122TB/245TB)も今後の成長を牽引。
💾 DRAMおよびHBMの展開
Q(Morgan Stanley): HBMでのシェア獲得とDRAM市場における位置付けは?
A(Sumit):
- 2025年Q3までにDRAM供給シェアと同水準に。
- HBM3Eは世界最高性能、HBM4でも他社を凌駕。
- HBMは長期契約・安定収益モデル。ROIは非HBMより高い傾向。
Q(Goldman Sachs): HBM4はHBM3よりも高収益になるのか?
A:
- 製造コストも価格もHBM4は高い。
- 明言は避けるが、全体としてROIが高い構成。
🏗️ 設備投資とコストダウン
Q(Wells Fargo): コストダウンの見通しは?
A(Mark):
- DRAM(HBM除く)で高シングル%のコストダウン達成。
- NANDではミッドティーン(15%前後)実現。
- 1-gammaの良好な立ち上がりが2026年の供給改善に貢献。
📈 マージンの構造変化とデータセンター依存
Q(Stifel): 過去の50%マージンとの比較は?
A:
- 当時は特定市場(例:モバイル)が1/3程度だったが、現在はデータセンターが過半数。
- 高付加価値製品(HBM、高容量DIMM、LPDDRなど)だけで$10B超。
- ミックスの質が改善し、全体マージン押し上げ。
📉 Managed NAND撤退と影響
Q(Rosenblatt): Managed NANDからの撤退でスマホ顧客との関係に影響は?
A:
- 顧客は残念がっていたが、MicronのDRAMに対する依存度が高く、関係は維持。
- NANDのROIが低いため、戦略的判断で撤退。
🧠 AIとインファレンス向け製品の変化
Q(Needham): GDDR7やLPDRAMでのAI推進戦略は?
A:
- AI推論が増加するにつれて、用途ごとの最適化が求められる。
- GDDR7、LPDRAM、HBMの全方位製品で対応。
- Micronは業界トップのLPDRAM、GDDR7、HBM製品群を提供可能。

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