コアウィーブ(ティッカー:$CRWV)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | -$1.49 | -$0.21 | × |
| 売上高 | $981.63M (YoY +420.3%) | $879.77M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q2売上高 | $1.08B ($1.06B~$1.10B) | $1.05B | 〇 |
業績ハイライト
売上・利益・成長率
| 指標 | 2025年Q1実績 | 前年同期比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $982百万 | +420% | 過去最高 |
| 調整後営業利益 | $163百万 | +550% | 営業利益率17%(+3pt YoY) |
| 調整後EBITDA | $606百万 | 約6倍 | EBITDAマージン:62%(+6pt YoY) |
| 売上バックログ(Revenue Backlog) | $25.9B | +63% | OpenAI契約・大型拡張契約含まず |
| CapEx(設備投資) | $19B | N/A | データセンター・GPU投資拡大 |
| 純損失 | △$315百万 | -(前期△$129M) | IPO関連の株式報酬、一時費用含む |
| 調整後純損失 | △$150百万 | -(前期△$24M) | 利息費用の増加が影響 |
| 利息費用 | $264百万 | 予想超過 | ベンダー支払期間の短縮が影響 |
ポジティブ要素 ✅
- 四半期ベースで過去最高の売上・営業利益
- 調整後EBITDAマージン62%、営業利益率も改善
- 売上バックログが前年比63%増加と強い将来見通し
- OpenAIとの最大$11.9B契約、別の大型AI企業と$4B拡張契約
- Weights & Biases買収完了により約1,400社の新規顧客獲得
ネガティブ要素 ⚠
- 純損失が前年より拡大(IPO関連の一時費用影響)
- 利息費用の予想超過が継続する見込み
- 第2四半期以降のマージンに短期的な圧力あり(前倒し投資の影響)
技術・事業トピック
- OpenAIとの最大119億ドル契約締結(Q1)
- GB200 Grace Blackwellを用いた業界初のスケール展開
└ IBM、Mistral、Cohereなどが利用 - MLPerf Inference v5.0で新ベンチマーク達成
- 次世代AIオブジェクトストレージを発表
└ Kubernetesと統合、「初日から本番環境」提供可能 - プラットフォーム拡大のために累計$21Bを調達済
ガイダンス(見通し)
| 指標 | Q2 2025見通し | FY2025見通し |
|---|---|---|
| 売上 | $1.06B~$1.1B | $4.9B~$5.1B |
| 調整後営業利益 | $140M~$170M | $800M~$830M |
| CapEx(設備投資) | $3B~$3.5B | $20B~$23B |
| 利息費用 | $260M~$300M | 年間高水準が継続見込み |
| RPO(未確定分含まず) | +$4Bの拡張契約がQ2反映 | OpenAI・W&B含め拡大中 |
注記:
- FY2025ガイダンスにはOpenAI契約、$4B拡張契約、W&Bの業績を含む。
- CapExは前倒しと増額が続く。
質疑応答ハイライト
売上超過の背景とRPOの扱い(Morgan Stanley)
Q: 売上がコンセンサス比+14%。要因は?また、OpenAI契約がRPOに含まれない理由は?
A:(CEO)
- 顧客契約に対するインフラ提供を加速した結果。
- デリバリースピードと品質を最重要視。
A:(CFO)
- OpenAI契約は単一拠点・大規模なため、会計処理を慎重に精査中。
- 経済価値・キャッシュフローには影響なし。
顧客の多様化とバックログの質(Goldman Sachs)
Q: エンタープライズ領域での多様化は進んでいる?予測に対する新規ビジネスの必要性は?
A:
- 超大規模なAI顧客が多いが、今後はエンタープライズ分野への広がりに注力。
- Weights & Biases買収で1,400社の接点を得ており、ロングテール戦略を加速。
新規顧客(ハイパースケーラー・エンタープライズ)の契約詳細(JPMorgan)
Q: 新規ハイパースケーラーやエンタープライズ顧客の業種、契約特性は?
A:
- 特定顧客名は非公開だが、ウェブサイトにヒントあり。
- IBMとの事例を公開済み。幅広い業種からの採用が進行。
- 契約の大半は長期で、推論・トレーニング両方にまたがる。
設備コスト・関税の影響(Barclays)
Q: データセンター関連設備のコスト上昇要因は?
A:
- 一部部品に対する関税が若干上昇。
- 影響は軽微。サプライヤーとの連携で対応。
CapEx変動の背景と資金調達(Needham)
Q: CapEx増加(+30億ドル)の要因と資金源は?
A:(CEO)
- 顧客契約に基づく“成功報酬型”の支出。
- 単なる価格上昇ではなく、需要に対応するための投資。
A:(CFO)
- 自己償却型ファシリティを活用し、契約収益に合わせた健全な資金構成を維持。
- IPOを契機に資本コストは低下傾向。
RPO減少の見方と推論需要(Wells Fargo)
Q: RPOは一時的に減少しているが、見通しに懸念は?
A:
- 実質的には前年同期比+60%(OpenAI含め)で力強く成長。
- 推論(Inference)の急成長は、AIの商用化と収益化の証左。

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