5月は最悪の6カ月の始まりとされ、「Sell in May and go away (5月に売って、相場から離れなさい)」という格言があるように、軟調な展開が意識し始められる月とされています。以下に、「アノマリー投資」で言及されている5月のアノマリーのポイントをまとめます。
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アノマリー
過去のS&P500の実績
- 1965~1984年:20年のうち15年下落
- 1985~1997年:13年連続で平均3.3%上昇
- 1997~2011年:15年のうち6年しか上昇せず、不規則なパフォーマンス
大統領選の影響
- 大統領選挙の翌年:最もパフォーマンスが良い。ナスダックやラッセル2000は強い
- 中間選挙の年:約半分の日が下げており、全期間の平均でも下げている
- 大統領選挙の前年:小型株のパフォーマンスは良い。ラッセル2000が強い
- 大統領選挙の年:最もパフォーマンスが悪い。ダウ平均とナスダックは平均でマイナス、S&P500とラッセル2000はわずかな上昇
オプションの影響
- 満期日前の月曜日:満期日よりも強い傾向。小型株は弱い
- 満期日:下げやすい傾向
- 満期日の翌週:ハイテク株と小型株が選好されやすい傾向。ダウ平均は弱い
母の日(第2日曜日)
- 母の日前の金曜日と翌週の月曜日:ダウ平均が上昇しやすい傾向
メモリアルデー(最終月曜日)
- メモリアルデーの前日:3連休に先立って下げやすい傾向
- 連休明け:強い相場になる傾向
基本パターン
- ダウ平均:月初最初の2日間は強い傾向
- ナスダックとラッセル2000:全体を通して強いが、月初と月末に特に強くなる傾向
- 大型株:3~5、15~16取引日目に弱くなるが、中旬はかなり強くなる傾向
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