アステララボ(ティッカー:$ALAB)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.13 | $0.11 | 〇 |
売上高 | $76.9M (YoY +619%) | $72.53M | 〇 |
ガイダンス 2024Q3EPS | $0.165 ($0.16~$0.17) | $0.11 | 〇 |
ガイダンス 2024Q3売上高 | $97.5M ($95M~$100M) | $79.44M | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- Q2売上高は76.9百万ドルで、前四半期比18%増、前年同期比619%増
- 非GAAPベースの営業利益率は24.4%
- 非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.13ドル
- 営業キャッシュフローは29.8百万ドル
Q3ガイダンス
- 売上高は95-100百万ドルの見込みで、前四半期比24-30%増
- 非GAAPベースの粗利益率は約75%の見込み
- 非GAAPベースの営業費用は46-47百万ドルの見込み
- 非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.16-0.17ドルの見込み
事業ハイライト
- Aries PCIeリタイマー製品が引き続き主な売上貢献
- Taurus 400Gイーサネット製品の量産出荷開始
- Leo CXLコントローラーの先行量産出荷開始
- 台湾でのCloud-Scale Interop Labの拡大とインドでの新R&Dセンター開設を発表
質疑応答ハイライト
AIアクセラレーターの採用動向
- GPUとASICベースのAIアクセラレーターの両方で採用が拡大
- 内製AIアクセラレーターの採用も増加傾向
- 様々なAIプラットフォームアーキテクチャに対応する設計を獲得
- 長期的に市場成長率を上回る成長を見込む
PCIe Gen 6の見通し
- Nvidia BlackwellベースのGPUプラットフォーム向けに設計獲得
- GB200を含むBlackwellプラットフォーム向けの先行生産出荷を開始
- 顧客の運用スタックに統合された既存のGen 5ソリューションからのシームレスなアップグレードを提供
- 2025年頃から汎用サーバーでの採用拡大を見込む
Taurus AECの展開状況
- 400G製品の量産出荷を開始
- AIと汎用コンピューティングの両方のプラットフォームで採用
- 複数の大手クラウド事業者で展開が進行中
- 800G製品は2025年後半からの本格的な展開を予想
BlackwellプラットフォームでのAstera Labsのコンテンツ
- GPU 1台あたりのPCIeリタイマーコンテンツは全体的に増加傾向
- プラットフォームの多様化に伴い、構成によってコンテンツ量は変動
- NVLinkなど専有規格以外の部分でコンテンツ機会を獲得
- バックエンドネットワークの選択によってもコンテンツ量が変化
CXL製品(Leo)の展望
- 2025年頃から本格的な量産ランプアップを予想
- 現在は先行生産出荷の段階
- AMDとIntelのCXL 2.0対応CPUの市場投入に合わせて展開
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