2025年8月24日から8月29日の米国株式市場のまとめです
今週の市場総括
今週の米国株は、テクノロジー株の調整やインフレ関連データへの反応により、全体として小幅な下落に。S&P 500 やナスダックは週初の高値から喘ぎ、週を通じて方向感が乏しい展開でした。背景には、FRBによる利下げ観測や労働市場の不安定さが影を落としています。
主要指数の週間パフォーマンス
| 指数名 | 終値(8/29) | 週間騰落率 | コメント |
|---|---|---|---|
| S&P 500 | 約 6,460.26 | −0.1% | 月間では+1.9 %、利下げ期待と堅調な経済指標に支えられるも週は利食い売り圧力も |
| ダウ平均 | 約 45,544.88 | −0.2% | 高値圏での調整 |
| ナスダック総合 | 約 21,455.55 | −0.2% | AI関連銘柄の不安や売りでテック中心に下落 |
今週の主要経済イベントと市場反応
- 利下げ期待の維持:7月のPCE(個人消費支出価格指数)、コアPCEともに前年比で2.6〜2.9%と予想通り。インフレが落ち着きつつあるとの評価で、9月の利下げ期待が支援材料になりました。
- 企業決算:
- Nvidia:EPS+54%、売上+56%と好決算ながら、中国での販売不透明感が響き、AI関連銘柄に重し。
- Alibaba:クラウド収益+26%、AIチップ開発報道で株価上昇。
- Snowflake, MongoDB, CrowdStrike, Okta:ソフト・サイバーセキュリティ関連銘柄が好調に推移。
- 小売企業:Burlington Stores、Build‑A‑Bearが決算を上回る好内容。ディスカウンター(Five Belowなど)も好調。
- 政策動向:トランプ氏がFRB理事のリサ・クック氏を解任しようとした動きが波紋を呼び、市場の政策不信を刺激。
セクター・テーマ別動向
- 小型株:S&P Small Cap 600やRussell 2000が、1か月で7〜8 %の上昇と大幅アウトパフォーム。バリュエーション的にも割安との見方。
- AI・テック関連:好業績にもかかわらず、中国への依存や競争激化、不透明な成長見通しから一部銘柄に売り圧力。Marvellは−18.9 %の大幅下落。
- 市場集中リスク:S&P 500指数において、Magnificent Seven(7大テック銘柄)の占有率が34 %と過去最高。指数全体のリスク高まりに警戒。
- 決算発表銘柄(8月のベスト&ワースト):Albemarle+26.8 %、Intel+25 %など好調。一方で、Trade Desk−37 %、Super Micro Computer−28 %、Fortinet−21 %など、AI関連の弱さも。
来週の注目ポイント
- 雇用統計など、重要指標の発表が予定されており、市場の方向性に影響を与える可能性が高い。
- 国際リスク要因:中国・米国の貿易関係やインフレの強弱により、テックセクターを中心に相場が再び揺らぐ可能性あり。

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