ユナイデッドパーセル サービス(ティッカー:$UPS)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.43 | $1.35 | 〇 |
売上高 | $21.7B (YoY -5.2%) | $21.94B | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $93.25B ($92.0B~$94.5B) | $93.08B | 〇 |
業績ハイライト
第1四半期の業績
- 第1四半期の業績は概ね期待通り
- 通期の連結売上高は920-945億ドル、連結営業利益率は10-10.6%を予想
- 上期は前年比で利益減少、下期は増加の見通し
- 第4四半期にはUSドメスティックの営業利益率10%達成を目指す
USPSの航空貨物事業の獲得
- UPSはUSPSの航空貨物事業の主要プロバイダーになることを発表
- UPSの統合ネットワークと既存の資産を活用し、差別化されたソリューションを提供
- 利益率とEPSに対してプラスの影響があり、USドメスティックの利益率も間接的に恩恵を受ける
- 具体的な影響額は第2四半期終了後に開示予定だが、2026年の目標達成に向けて大きな一歩
生産性向上の取り組み
- ソートの統廃合やオートメーション化を進め、1時間あたり処理個数などの生産性指標が改善
- 安全性も5年間で最高水準。人員の定着率向上も生産性に寄与
- 海外でも立方体当たりの積載効率が過去最高を更新するなど、生産性向上は全社的な取り組み
SMB事業とDAP強化
- 中小企業(SMB)向け事業の割合拡大を目指す。米国では足元で29%、年末には30%超の見通し
- 海外ではSMB比率が62%と高く、デジタルアクセスプログラム(DAP)の展開で更に伸びしろ
- DAPの第1四半期の収益は前年比3%増。一部顧客との契約見直しにより伸び率は鈍化したが、通期で30億ドル超を計画通り見込む
質疑応答ハイライト
USPSの航空貨物事業の獲得
- UPSはUSPSの航空貨物事業の主要プロバイダーになることを発表。UPSの統合ネットワークと既存の資産を活用し、差別化されたソリューションを提供。
- 利益率とEPSに対してプラスの影響があり、USドメスティックの利益率も間接的に恩恵を受ける。
- 具体的な影響額は第2四半期終了後に開示予定だが、2026年の目標達成に向けて大きな一歩。
2024年の見通し
- 第1四半期の業績は概ね期待通り。第2四半期以降、コスト削減や契約更新による利益率改善を見込む。
- 通期の連結売上高は920-945億ドル、連結営業利益率は10-10.6%を予想。
- 上期は前年比で利益減少、下期は増加の見通し。第4四半期にはUSドメスティックの営業利益率10%達成を目指す。
生産性向上の取り組み
- ソートの統廃合やオートメーション化を進め、1時間あたり処理個数などの生産性指標が改善。
- 安全性も5年間で最高水準。人員の定着率向上も生産性に寄与。
- 海外でも立方体当たりの積載効率が過去最高を更新するなど、生産性向上は全社的な取り組み。
SMB事業とDAP強化
- 中小企業(SMB)向け事業の割合拡大を目指す。米国では足元で29%、年末には30%超の見通し。
- 海外ではSMB比率が62%と高く、デジタルアクセスプログラム(DAP)の展開で更に伸びしろ。
- DAPの第1四半期の収益は前年比3%増。一部顧客との契約見直しにより伸び率は鈍化したが、通期で30億ドル超を計画通り見込む。
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