アルタ・ビューティー(ティッカー:$ULTA)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $5.14 | $4.52 | 〇 |
売上高 | $2.53B (YoY +1.6%) | $2.50B | 〇 |
ガイダンス 2024通年EPS | $23.47 ($23.2~$23.75) | $23.13 | 〇 |
ガイダンス 2024通年売上高 | $11.15B ($11.1B~$11.2B) | $11.17B | 〇 |
業績ハイライト
売上・利益
- 第3四半期の純売上高は前年同期比1.7%増の25億ドル
- 既存店売上高は0.6%増
- 希薄化後1株当たり利益は1.4%増の5.14ドル
チャネル別実績
- Eコマースは中単位の成長を達成
- 既存店舗の売上高は第2四半期から改善も、前年比では若干の減少
カテゴリー別実績
- フレグランス:高単位の成長を達成。メンズフレグランスとジェンダーニュートラル製品が牽引
- スキンケア:中単位の成長。ボディケアが好調も、プレステージスキンケアは減少
- メイクアップ:低単位の減少。マスメイクの不振が主因
- ヘアケア:低単位の減少。新製品は好調も、一部ブランドの不振が影響
ロイヤリティプログラム
- アクティブメンバー数は前年比5%増の4,440万人を達成
- 新規会員獲得、休眠会員の再活性化、既存会員の維持率が改善
質疑応答ハイライト
競争環境と販促戦略
- 競争は依然として激しいものの、第3四半期の施策により業績は改善
- プロモーション施策を最適化し、効果が向上
- メインイベントの強化により販促効果が改善
プレステージメイクアップ市場
- 第3四半期は前年並みの実績
- 新ブランド導入やコアブランドの強化により、前四半期から改善
- カテゴリー全体では低単位の成長
マス市場での競争
- 美容カテゴリーは依然として魅力的な市場
- マスメイクアップは減速も、マススキンケアは好調を維持
- 全価格帯での展開を強みとして継続
2024年度の見通し
- 売上高は111-112億ドル、既存店売上高は-1%から0%の見込み
- 営業利益率は12.9-13.1%を予想
- 希薄化後1株当たり利益は23.20-23.75ドルを見込む
第4四半期の見通し
- 既存店売上高は低単位の減少を予想
- 営業利益率は11.6-12.4%を見込む
- 休日商戦は好調なスタートも、重要な販売期間が残っている状況
コメント