トレードデスク(ティッカー:$TTD)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.59 | $0.57 | 〇 |
売上高 | $741.01M (YoY +22.3%) | $759.56M | × |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $575M | $582.7M | × |
業績ハイライト
2024年の主要業績
- プラットフォーム上の総広告支出が120億ドルを超え、過去最高を記録
- 年間収益は前年比26%増の24億ドルを超過
- 調整後EBITDAは10億ドル以上を生成
- フリーキャッシュフローは6億ドル以上を達成
Q4 2024業績
- 収益は7億4,100万ドル(前年同期比22%増)
- 調整後EBITDAは3億5,000万ドル(47%のマージン)
- 株式報酬を除く営業費用は4億6,000万ドル(前年比23%増)
- 調整後純利益は2億9,700万ドル(完全希薄化後1株当たり0.59ドル)
チャネル別実績(Q4)
- ビデオ(CTV含む):事業の40%台後半を占める
- モバイル:30%台中盤のシェア
- ディスプレイ:10%台前半のシェア
- オーディオ:約5%のシェア
地域別実績(Q4)
- 北米:支出の約88%
- 国際:支出の約12%(8四半期連続で北米を上回る成長率)
2025年Q1見通し
- 収益は少なくとも5億7,500万ドル(前年同期比17%増)
- 調整後EBITDAは約1億4,500万ドル
質疑応答ハイライト
Q4業績未達の要因について
- 一連の小規模な実行上のミスが重なった結果
- 機会の大きさや競争環境の変化が原因ではない
- 会社の規模拡大に向けた準備と同時並行での執行における課題
組織改革の主要ポイント
- 12月に過去最大の組織再編を実施
- 役割と責任の明確化
- クライアント対応チームの合理化
- エンジニアリングチームを約100のスクラムチームに再編成
Googleの動向と影響
- Googleのオープンインターネットからの撤退を予測
- GoogleのDV360を通じた支出の大部分がYouTubeに向かっている
- この変化はTrade Deskにとって機会になると認識
今後の成長戦略
- CTVを最も効果的なチャネルとして確立
- オーディオ広告の成長促進
- 小売メディアの簡素化
- 100%のクライアントをKokaiプラットフォームに移行
- OpenPathの加速的な成長を期待
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