トランスメディックス(ティッカー:$TMDX)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.92 | $0.43 | 〇 |
| 売上高 | $157.4M (YoY +38%) | $148M | 〇 |
| ガイダンス 通年売上高 | $595M ($585M~$605M) | $575M | 〇 |
業績ハイライト
連結業績概要
| 指標 | 2Q25実績 | YoY成長率 | QoQ成長率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $157.4M | +38% | +10% |
| 米国移植関連売上 | $152M | +40% | +10% |
| 海外売上(OUS) | $4M | -12% | +2% |
| 製品売上 | $96M | +34% | +9% |
| サービス売上 | $61M | +44% | +11% |
| ロジスティクス売上 | $29.8M | +56% | +14% |
| 営業利益 | $36.6M | +192% | +33% |
| 営業利益率 | 23% | +12pp | +4pp |
| 純利益 | $35M | +186% | +36% |
| EPS | $1.03 (希薄後$0.92) | ||
| 総粗利率 | 61.4% | +78bps | ほぼ横ばい |
| 現金残高 | $401M | +$90M |
臓器別売上(米国)
| 臓器 | 売上高 |
|---|---|
| 肝臓 | $116M |
| 心臓 | $32M |
| 肺 | $4M |
主なポジティブ要素 ✅
- 売上高が過去最高の $157.4M に到達、前年同期比+38%。
- 営業利益率が 23% まで改善(前年同期比11% → 23%)。
- 強力なキャッシュ創出:現金残高が $401M に増加。
- 米国でのOCSプラットフォーム利用拡大、特に OCS LungがQoQ+14%成長。
- ロジスティクス事業(航空機運用)も順調に拡大、21機運用しカバー率79%。
ネガティブ/懸念点 ⚠️
- 海外売上(OUS)は前年同期比-12%、成長停滞。
- 製品粗利率は前四半期比で172bps低下(輸送コスト増による)。
- 3Qは夏季休暇の影響による季節性の一時的な減速を予想。
- 心臓移植市場全体はここ数四半期フラットで、成長鈍化の懸念。
ガイダンス
- 2025年通期売上高ガイダンスを上方修正:
$585M~$605M(前年比+35%)
前回ガイダンス:$565M~$585M - 2025年通期の営業利益率は前年比+650bps以上改善を見込む。
- 2028年までに営業利益率**約30%**を目標。
質疑応答ハイライト
Q1. 3Qの季節性について
Q(JPMorgan):7月の動向はどうか?季節性の影響は昨年並みか?
A(CEO):7月は季節性の兆候は見られるが、昨年ほど顕著ではない可能性。ただし8月以降もあるため、現時点では判断が早い。
Q2. DCD(心停止後ドナー)利用と監督強化の影響
Q(JPMorgan):DCD手順への監督強化がTransMedicsに悪影響を与える可能性は?
A(CEO):むしろ適切な監督体制は移植市場全体の効率向上につながると考える。OCSは現行・将来のいずれのシステムにも適応可能。
Q3. OCS Lung IDE試験のデザイン変更有無
Q(Nephron Research):FDAと合意した試験デザインに変更は?
A(CEO):臨床試験デザインに変更はなく、最終的な質問は前臨床試験レビューに関するもの。
Q4. 心臓移植市場の成長鈍化
Q(Nephron Research):心臓移植市場がフラットな理由と今後の成長戦略は?
A(CEO):短期的な需給の揺らぎが原因と考える。次世代OCS Heart試験の開始により2026年以降の成長を見込む。
Q5. 米国移植ネットワーク近代化の影響
Q(Cowen):制度改正でTransMedicsに逆風はあるか?
A(CEO):NOPの成果は明確であり、関係者との目標も一致している。制度変更による逆風は見込んでいないが、誤解回避のため積極的にコミュニケーションを取っている。
Q6. 次世代OCSの優位性
Q(Oppenheimer):次世代OCS Lungの優位性を支える具体的パラメータは?
A(CEO):肺浮腫(PGD Grade 3)の発生率低減が鍵。換気・灌流システムを刷新し、血液溶解や浮腫を大幅に抑制する設計。
Q7. 競合OrganOxの空輸承認について
Q(Needham):OrganOxの空輸承認で競争環境は変化するか?
A(CEO):実際には大型機でなければ搭載できず、バッテリー能力の制約もあり、競争上の脅威にはならない。

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