シンボティック(ティッカー:$SYM)の2024年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | -$0.02 | -$0.05 | 〇 |
売上高 | $368.5M (YoY +79%) | $368.2M | 〇 |
ガイダンス 2024Q2売上高 | $410M ($400~$420) | $402.37M | 〇 |
業績ハイライト
2024年度第1四半期の業績
- 売上高は前年同期比80%増の3億6,900万ドル
- 四半期末時点で15のシステムが完全稼働、37のシステムが導入中
- 受注残高は232億ドルと安定
- 継続的な収益は前年同期比45%増
- 調整後EBITDAマージンは前四半期比0.9ポイント改善の20%
SymBotの進化
- テーパードボックスの取り扱いが可能に
- NVIDIAチップとビジョンシステムを搭載
- ピック&プレースのスピードが10秒短縮
- アウトバウンド工程で複数のボットを同時に取り扱える
BreakPackとGreenBoxの進捗
- BreakPackはプロトタイプ段階を超えて、一般提供の準備が整った
- GreenBoxは多くの引き合いを受けており、2024年度中の収益計上を見込む
業績見通し
- 2024年度第2四半期の売上高は4億ドルから4億2,000万ドルを予想
- 2024年度第2四半期の調整後EBITDAは1,200万ドルから1,500万ドルを予想
- 前年同期比で売上高は50%以上の成長、調整後EBITDAマージンは700ベーシスポイント以上の改善を見込む
質疑応答ハイライト
SymBotの性能と特長
- テーパードボックスを取り扱うことができ、取り扱える製品の種類が大幅に拡大
- NVIDIAチップとビジョンシステムを搭載し、これまで認識できなかった箱も認識可能に
- ピック&プレースのスピードが10秒短縮された
- アウトバウンド工程で複数のボットを同時に取り扱えるようになった
- SymBotの導入により、必要なボット数を減らすことができ、マージンの向上につながる
BreakPackとGreenBoxの展望
- BreakPackは、ドラッグストアや小規模な店舗、スロームーバーの多い顧客に適している
- BreakPackは2024年末までに売上に貢献する可能性がある
- GreenBoxは2024年度中に初めての顧客を獲得し、売上に貢献する見込み
- 非常温食品の取り扱いは、現在パイロットテストを実施中で、1年以内に提供できる見通し
システム導入の加速
- 20ヶ月でのシステム導入を達成し、今後さらなる短縮を目指す
- 長期的には導入期間を12ヶ月以下に短縮することを目標としている
- 外部パートナーとの連携強化、導入チームの協力体制、構築の品質と標準化により、導入期間の短縮を実現
- 今後、導入ペースを一時的に安定化させ、既存の顧客へのシステム提供に注力する
営業費用と研究開発費の見通し
- 営業費用は、売上高の伸びほどには増加しない見通し
- 研究開発費は、今後のイノベーションプロジェクトに合わせて徐々に増加する予定
- コスト構造と運用効率の改善につながるプロジェクトにも注力する
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