決算:SOUN 2024Q1

決算

サウンドハウンドAI(ティッカー:$SOUNの2024年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for SOUN

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS-$0.07-$0.08
売上高$11.6M
(YoY +73%)
$10.1M
ガイダンス
通年売上高
$71M
($65M~$77M)
$69.5M

業績ハイライト

業績概要

  • 第1四半期の売上高は前年同期比73%増の1,160万ドル
  • 第2の柱であるレストラン向けAIソリューションが売上高の約30%を占める
  • 大手QSRブランドでダイナミック・インタラクション技術が本番環境で稼働開始
  • 過去最高の2億2,500万ドルの手元資金を確保

パートナーシップ

  • NVIDIAとの提携により、車載環境で大規模言語モデルを使用した音声インタラクションが可能に
  • Armのパートナープログラムに正式に追加
  • Perplexityとのパートナーシップにより、SoundHound Chat AIにオンラインLLMを導入

技術の進歩

  • 独自のマルチモーダル・マルチリンガル生成AI基盤モデル「Polaris」が最新の音声認識モデルを上回る精度を達成
  • 自動車、テレビ、IoTデバイスなどの製品に搭載される第1の柱も堅調に成長
  • SoundHound Chat AIにより、既存顧客からのロイヤリティ増加を見込む

今後の見通し

  • 通期の売上高ガイダンスを6,500万ドルから7,700万ドルに上方修正
  • 2025年に売上高1億ドル、調整後EBITDAの黒字化を予想
  • グロスマージンと調整後EBITDAは一時的に低下するが、徐々に改善する見込み

質疑応答ハイライト

NVIDIAとのパートナーシップとPerplexityとの提携について

  • NVIDIAとのパートナーシップにより、大規模言語モデルをエッジで実行可能になる
  • クラウド接続なしで多くの機能を提供できるようになるが、リアルタイムの情報にはクラウド接続が必要
  • 自動車業界では導入に時間がかかるが、QSRのダイナミック・インタラクションなどにも応用可能
  • Perplexityとの提携は、SoundHound Chat AIアプリだけでなく、自動車業界などの顧客向けプラットフォームにも適用される
  • Perplexityとの提携により、ロイヤリティの増加が期待される

投資戦略と収益性への道筋について

  • 昨年、資本市場のニーズに合わせてコスト構造を変更し、収益性への明確な道筋を示した
  • 現在は潤沢な手元資金と低い資金消費率を背景に、技術面での多くの機会に投資する可能性がある
  • ただし、来年にはブレークイーブンに向けて方向性を示しているため、慎重に判断する必要がある
  • 顧客にとっての長期的な価値創造を原則として投資の選択を行う

SYNQ3買収によるシナジーについて

  • SYNQ3は大量のデータを保有しており、すでにモデルの改善に活用している
  • POSシステムとの統合など、SYN3の経験を活かして、オーガニック顧客との規模拡大を加速させている
  • 両社とも約20年前からそれぞれAIとレストラン運営の分野で事業を開始しており、経験の相乗効果が期待できる
  • クロスセル・アップセルの機会が多く、既存顧客との関係強化や新規顧客獲得のペースが加速している
  • コスト面でも、クラウド移行やソフトウェアスタックの統合など、効率化の余地がある

レストラン業界におけるソリューション需要の現状について

  • 電話注文とドライブスルーのどちらが需要が高いかは、短期的と長期的で異なる
  • 従業員支援や店内アプリなど、電話注文やドライブスルー以外の機会にも注目が集まっている
  • ドライブスルーは、ハードウェアの要件があるため導入サイクルに時間がかかるが、他社にない独自の価値提案を推進している
  • 電話注文は、特定の料理タイプで音量が多い傾向があり、そうした分野でのサービス提供に注力している

レストラン向けソリューションの提供体制と需要への対応について

  • 需要に追いつくために、エンジニアリング、営業、マーケティングへの投資を加速している
  • 需要が供給を上回る状況ではあるが、数ヶ月先までの対応に追われているわけではない
  • SYNQ3買収により、需要に対応するための営業チームが強化された
  • ブランド認知度向上のためのイベント参加や、大手ブランドからの直接の引き合いが増えている

パートナーシップによる収益化の見通しについて

  • 補完的なビジネスを持つチャネルパートナーとの協業が、非常に大きなインパクトをもたらす
  • Oloとのパートナーシップには大きな期待を寄せている
  • 製品の改善により、採用の拡大と収益の増加につながることがわかっている
  • Perplexityとの提携は、製品改善の観点から発表された

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