スナップ(ティッカー:$SNAP)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.16 | $0.14 | 〇 |
売上高 | $1.56B (YoY +14.7%) | $1.55B | 〇 |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の主要指標
- DAU(デイリーアクティブユーザー)は4億5,300万人に到達、前年同期比で3,900万人増
- 売上高は14%増の15.6億ドル
- 調整後EBITDAは2億7,600万ドル、調整後EBITDAフロースルーは60%
- フリーキャッシュフローは1億8,200万ドル
- 純利益は900万ドル
2024年度通期の主要指標
- 売上高は16%増の53.6億ドル
- DR広告収入は16%増
- Snapchat+の登録者数は700万人から1,400万人に倍増
- その他収入(主にSnapchat+のサブスクリプション収入)は131%増
- 調整後EBITDAは5億900万ドル
- フリーキャッシュフローは2億1,900万ドル
地域別DAU(第4四半期)
- 北米:1億人(前四半期比横ばい、前年同期比横ばい)
- 欧州:9,900万人(前四半期比横ばい、前年同期比300万人増)
- その他地域:2億5,400万人(前四半期比1,000万人増、前年同期比3,600万人増)
地域別売上高成長率(第4四半期)
- 北米:8%増
- 欧州:20%増
- その他地域:35%増
AR関連の進捗
- 37万5,000人以上のAR開発者が400万以上のレンズを作成
- 初の2人用生成AIレンズを導入
- Me in the 60s AIレンズは9億回以上の視聴回数を記録
- Easy Lensによって3,000以上のレンズが公開され、約3億回のエンゲージメントを獲得
質疑応答ハイライト
Simple Snapchatの展開状況
- 2,500万人以上のユーザーにテスト展開
- カジュアルユーザーのコンテンツ視聴頻度が増加
- ストーリー広告需要の移行とコアユーザーのエンゲージメント維持が課題
Snapchat+の成長可能性
- パーソナライゼーション機能が高い採用率
- スナップ機能の差別化が今後の開発優先事項
- 価格設定の見直しも検討(米国の年間プランは月2.50ドル)
SMB(中小企業)広告主の成長
- 2024年の広告収入成長の最大の貢献要因
- 第4四半期の広告主数は前年同期比で2倍以上に
- 自動予算最適化機能など、新機能のテストを予定
Sponsored Snapsの展開
- 米国18歳以上で平均5,000万以上のインプレッションを獲得
- Promoted Placesと合わせて米国でリーチを平均30%増加
- 第1四半期に追加市場への展開とPixel Purchase Optimizationのテストを予定
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