セムテック(ティッカー:$SMTC)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.11 | $0.10 | 〇 |
売上高 | $215.4M (YoY -9.6%) | $212.3M | 〇 |
ガイダンス 2025Q3EPS | $0.23 | $0.20 | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $233M | $227.5M | 〇 |
業績ハイライト
第2四半期の業績
- 売上高は2億1,540万ドルで、前四半期比4%増
- 粗利益率は50.4%で、前四半期比60ベーシスポイント、前年同期比80ベーシスポイント改善
- 営業利益は3,050万ドル、営業利益率は14.2%で前四半期比200ベーシスポイント改善
- 希薄化後1株当たり純利益は0.11ドル
- 調整後EBITDAは4,050万ドル、調整後EBITDA率は18.8%
第3四半期の見通し
- 売上高は2億3,300万ドル(±500万ドル)を予想
- 粗利益率は52%(±50ベーシスポイント)を予想
- 営業費用は8,100万ドル(±100万ドル)を予想
- 営業利益率は17.2%を予想(中央値ベース)
- 希薄化後1株当たり純利益は0.23ドル(±0.03ドル)を予想
- 調整後EBITDAは4,070万ドル(±280万ドル)を予想、調整後EBITDA率は20.9%を予想(中央値ベース)
質疑応答ハイライト
アクティブコッパーケーブル(ACC)の市場機会
- 単一プラットフォーム・単一顧客での機会は前回の予想を上回る見込み
- 複数の顧客とACCの機会について協議中
- データセンターでの既存のディレクトアタッチコッパー(DAC)ケーブルからACCへの移行が不可避
- 第3四半期から限定的な出荷を開始し、第4四半期から本格的な量産を予定
- 2026年度を通じて健全な需要が続く見込み
リニアプラガブルオプティクス(LPO)の展望
- 2026年度後半からの出荷を目指す
- スケールアウトとスケールアップの両方に使用可能
- 年間2,500万〜3,000万個の光トランシーバー市場の一部を獲得できる可能性
- 低レイテンシー、低消費電力、低コストが魅力だが、リンクバジェットの確保が課題
- リニア受信オプティクス(LRO)も有望な選択肢
LoRa事業の回復
- 第2四半期の売上高は2,870万ドルで、前四半期比34%増、前年同期比72%増
- チャネル在庫の減少と市場需要の回復が要因
- メルセデス・ベンツのような新たな使用事例の増加も成長を後押し
- エコシステムとの連携強化により、さらなる成長を目指す
競争環境
- アナログ技術では、Semtech、Inphi、MACOMが主要プレイヤー
- 新規参入企業もいるが、設計からテスト、エコシステムまでの能力構築には時間がかかる
- 技術とオペレーションの優位性を維持することが重要
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