決算:SBUX 2025Q4

決算

スターバックス(ティッカー:$SUBX)の2025年度第4四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for SBUX

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.52$0.55×
売上高$9.6B
(YoY +5.8%)
$9.35B

📊 業績ハイライト


🔹 売上・利益サマリー

項目数値前年比備考
売上高(Q4)$9.6B+5%コンスタントカレンシー(恒常為替レート)ベース
グローバル既存店売上+1%+2ポイント改善7四半期ぶりのプラス成長
米国既存店売上0%(フラット)チケット+1%、トランザクション-1%4四半期連続で改善
カナダ既存店売上プラス成長Q4に堅調な回復
EPS(1株当たり利益)$0.52-34%インフレ、労務費、関税、戦略的投資が影響
営業利益率(Q4)9.4%-5.0ptコーヒー価格、関税、労働時間の増加等による圧迫
G&Aコスト比率(Q4)6.6%-2%(前年比)FY2026ではFY2023以下を目指す

🌐 地域別パフォーマンス

北米(主に米国・カナダ)

  • 会社運営店舗の既存店売上は横ばいだが、9月にはトランザクション主導のプラス成長(+1%)を記録
  • 米国では**グリーンエプロンサービス(新接客標準)**が全店に展開され、パートナーエンゲージメント・顧客満足度ともに向上。
  • **早朝営業時間の拡大(5:00amオープン)**で、朝の取引数が回復
  • 非リワード会員のトランザクション数も2四半期連続で成長

国際事業(International)

  • 売上高(Q4): $2.1B(過去最高)
  • FY2025通年売上: $7.8B(過去最高)
  • 既存店売上(Q4): +3%(主に中国、日本、英国、メキシコが貢献)
  • 中国:+2%の既存店売上成長(トランザクション+9%)
  • 新規店舗展開:Q4に316店舗純増、年間で900店舗純増
  • 中国店舗数:8,000店舗を突破

チャネル開発(Channel Development)

  • Q4売上:前年比+16%
  • プロテイン飲料のグローバル展開:英国での成功により、2025年に8市場へ拡大予定

📈 成長戦略・投資ハイライト

✅ グリーンエプロンサービス(Green Apron Service)

  • 全米の店舗で導入完了(8月に全店適用)
  • 投資内容:
    • スタッフ数の拡大・労働時間の最適化
    • 営業時間の延長(半数以上の店舗で5:00amオープン)
    • Smart Queueアルゴリズム導入によりカフェ内平均提供時間4分以下(80%以上の店舗)
  • 結果:
    • 過去最低の離職率
    • 顧客体験スコア向上
    • トランザクション改善

🏢 店舗ポートフォリオ最適化

  • FY2025通年で会社運営店舗が約1%純減(不採算店舗の閉鎖)
  • 新プロトタイプ店舗(小型で効率的な設計)をNYでテスト中
  • Uplift(店舗改装):Q4までに70件完了。FY2026末までに1,000件以上を予定

📣 マーケティング・メニュー刷新

  • プロテインコールドフォーム/プロテインラテを導入(90%以上のドリンクでプロテイン追加可能)
  • ブランド親和性指標が2023年以来の最高値
  • 非リワード会員の利用増加、価値認識の改善(例:非乳製品ミルクの追加料金廃止)

💬 質疑応答ハイライト


🟢 Q1:Back to Starbucks戦略は旧来のモデルへの回帰か?

質問者:David Palmer(Evercore ISI)
回答者:Brian Niccol(CEO)

Q: Back to Starbucks は過去の店舗重視の方向性への回帰では?現在の若年層中心の消費傾向やマルチチャネル化に対応できているか?

A:

  • 「Back to Starbucks」は過去の回帰ではなく、ブランドの本質“カスタマー・クラフト・コネクション”への回帰
  • ドライブスルーやデリバリーも視野に入れた包括的な戦略
  • グリーンエプロンサービスにより、どのチャネルでも高品質な体験を提供できる基盤を整備
  • 9月のトランザクション成長(+1%)が成果を証明。

🟢 Q2:プロテインプラットフォームの評価と価格感度は?

質問者:Danilo Gargiulo(Bernstein)
回答者:Brian Niccol

Q: プロテインラテなどの反応は?価格は高すぎないか?

A:

  • プロテイン導入は大成功。マッチャやアメリカーノとの相性が良好
  • 味と栄養価(マクロ)が両立され、「価値がある」と高評価。
  • 90%以上のドリンクに適用可能でカスタマイズ性が高い
  • Pumpkin Protein Cold Foamが人気。

🟢 Q3:グリーンエプロンサービスの浸透状況と次フェーズは?

質問者:David Tarantino(Baird)、John Ivankoe(JPMorgan)
回答者:Brian Niccol

Q: グリーンエプロンサービスはどこまで進展?今後さらに拡張予定は?

A:

  • 8月に全国展開、まだ約8〜9週の運用だが、着実に効果が出ている。
  • パイロット店舗(650店)では全国平均よりも高いトランザクション成長を継続中。
  • 今後、朝に続き午後帯のパフォーマンス改善にも貢献すると予想。
  • 投資フェーズは完了、今後は成長に合わせて「稼ぎながら拡張」。

🟢 Q4:店舗閉鎖の理由と影響

質問者:Sara Senatore(BofA)
回答者:Catherine Smith(CFO)

Q: 閉鎖の主因は売上低迷か?コスト構造?利益率への影響は?

A:

  • 主因は「収益の成長見込みが立たない」=トップラインが低迷
  • 一部は高コストだが、多くは売上不振が要因
  • 閉鎖による売上減はあるが、収益性には若干のプラス寄与(損失店舗の排除)。

🟢 Q5:FY2026に向けた見通し・コスト削減について

質問者:Jeffrey Bernstein(Barclays)
回答者:Catherine Smith

Q: FY2026やそれ以降の売上・利益の成長見通しは?

A:

  • 詳細は2026年1月のインベスターデーで発表予定
  • 現時点では、**「トップライン重視 → 利益は後追い」**の方針を継続。
  • グリーンエプロンサービス投資の年次化により、コスト構造は改善基調
  • G&AコストはFY2023以下を目指す

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