センチネルワン(ティッカー:$S)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.00 | -$0.05 | 〇 |
売上高 | $186.4M (YoY +39.7%) | $181.1M | 〇 |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $197M | $197.8M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $811.5M ($807M~$815M) | $817.3M | × |
業績ハイライト
収益および利益率が期待を上回る
- 第1四半期の業績は、売上高、粗利益率、営業利益率の予想を上回った
- 売上高は前年同期比40%増の1億8,600万ドル
- 粗利益率は過去最高の79%に回復し、前年同期比4ポイント改善
- 営業利益率は前年同期比32ポイント改善し、マイナス6%
初のEPSブレークイーブンと正のフリーキャッシュフロー
- 会社史上初めて正のフリーキャッシュフローマージンを達成
- 第1四半期にEPSのブレークイーブンを達成
- 第1四半期のフリーキャッシュフローマージンは18%のプラス
- 3,400万ドルの正のフリーキャッシュフローを生み出し、10億ドル以上の現金と現金同等物に加えて強固な財務状況を強化
製品イノベーションとAIセキュリティでの業界をリード
- 第1四半期だけでも、CNAPPの統合によりクラウドセキュリティ製品を強化
- Purple AIを通じて初のAIセキュリティシステムを導入
- 新しいSingularity Operations Centerを立ち上げ、セキュリティエクスペリエンスを大幅に強化
質疑応答ハイライト
マクロ環境と業績ガイダンス修正について
- 前四半期と同様のマクロ要因が見られるが、大きな変化はない
- 第1四半期は季節的に最も小さい四半期であり、大口案件のタイミングや案件規模の変更が見られた
- 社内的には、更新プロセス、マーケティングプロセス、エネーブルメントの改善など、営業体制を常に進化させている
- これらの移行により、ある程度の影響があると考えているが、通年の売上高予測の調整幅は1%未満
- 業界をリードする高い成長率を維持しており、通年の見通しは良好
投資とキャッシュの使途について
- 収益性へのコミットメントを果たしつつ、成長のために投資することが重要
- 第1四半期にキャッシュフローを生み出す企業になったことで、事業に再投資する権限が与えられた
- データ、AI、クラウドセキュリティなどの戦略的分野への投資を強化
- 収益性への軌道を維持しつつ、可能な限りフリーキャッシュフローを生み出すバランスを取る
- Rule of 40を目指し、投資機会、成長、レバレッジを評価していく
市場での競争力とポジショニングについて
- 成長力に問題はなく、収益性を追求する企業として投資額を調整している
- 技術面で常に他社を上回る実行力を発揮
- エンドポイント、データ、Purple (AI)、クラウドの中核分野に注力することが重要
- 依然厳しいマクロ環境下にあり、顧客の支出意欲は高くない
- 四半期ごとに投資を評価し、より多くの火力を注ぐ分野を決定
- これまでのところ順調に推移しており、下期の見通しに期待
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