決算:RCL 2024Q3

ロイヤルカリビアン(ティッカー:$RCL)の2024年度第3四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for RCL

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$5.20$5.03
売上高$4.89B
(YoY +16.4%)
$4.90B×
ガイダンス
2024Q4EPS
$1.425
($1.40~$1.45
$1.57×
ガイダンス
通年EPS
$11.595
($11.57~$11.62)
$11.58

業績ハイライト

2024年第3四半期の主要な実績

  • 調整後EPSは$5.20、ガイダンスの中央値を$0.25上回る
  • 純イールドは前年比7.9%増(予想を110ベーシスポイント上回る)
  • 調整後EBITDAは$2.1B(前年比24%増)、マージンは44%(前年比240ベーシスポイント増)
  • 燃料を除く純クルーズコストは4%増

2024年通期の見通し

  • 純イールドを10.8-11.3%増に上方修正
  • 調整後EPSを$11.57-11.62に上方修正
  • 燃料を除く純クルーズコストは6.2-6.7%増の見込み
  • 燃料費は$1.16Bを予想、61%をヘッジ済み

2025年の見通し

  • キャパシティは5%増加予定
  • カリビアン海配船は全体の57%、欧州15%、アラスカ6%、アジア太平洋11%
  • 調整後EPSは$14台を予想
  • 予約状況は昨年並みで、より高い料金設定

質疑応答ハイライト

価格設定と需要動向について

  • 2019年比で第4四半期は約25%、通年で約26%の価格上昇を達成
  • インフレではなく、クルーズの主流化と価値提案の向上が価格上昇を牽引
  • 顧客の支払意欲は依然として強く、天井に達する兆候は見られない

Perfect Day Mexicoについて

  • 港湾とその周辺地域を$292Mで取得予定(2025年上半期にクロージング)
  • Western Caribbean航路でもCocoCayと同様の二桁台のイールド上昇を期待
  • テキサス市場はフロリダと同規模だがクルーズ浸透率は半分であり、大きな成長機会

2025年の台EPSについて

  • 適度なイールド成長と効果的なコスト管理が主要な牽引要因
  • 金利コストの低減も寄与(第3四半期に$3.5Bの借り換えを実施、金利を300ベーシスポイント低減)
  • 自社株買いの効果は含まれていない

コストと投資について

  • 2024年は前年比2倍のドライドック(入渠)があり、コストの時期ずれが発生
  • 新規投資はコスト増要因となるが、マージン拡大と高いリターンが期待できる
  • 技術投資や顧客体験向上への投資を継続しながら、コスト管理を徹底

投資収益率について

  • セグメントごとの的確な投資判断と、ブランド力の強化が高収益を実現
  • 経験型ビジネスとしての位置づけと、テクノロジー活用による効率化が収益性を向上
  • 固定費レバレッジを活かした適度な成長戦略により、さらなるマージン改善の余地がある

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