ピュアストレージ(ティッカー:$PSTG)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.44 | $0.37 | 〇 |
売上高 | $763.77M (YoY +10.9%) | $756M | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $815M | $810.5M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $3.10B | $3.13B | × |
業績ハイライト
財務実績
- Q2の収益は前年同期比11%増の7億6400万ドル
- Q2の営業利益は1億3900万ドルで、ガイダンスを上回る
- サブスクリプションサービスの年間経常収益(ARR)は24%増の15億ドル超
- 総契約残高(RPO)は24%増の23億ドル
事業ハイライト
- Evergreen//Oneサービスの需要は引き続き強い
- FlashArray EとFlashBlade//E製品の販売が好調
- 新規顧客獲得数は261社、Fortune 500企業の62%にサービスを提供
- AIストレージ市場への取り組みを継続、3つの主要機会を特定
通期見通し
- 2025年度の収益目標31億ドル(10.5%成長)を再確認
- 2025年度の営業利益ガイダンス5億3200万ドル(営業利益率17%)を維持
質疑応答ハイライト
Evergreen//One TCVターゲットの引き下げについて
- Evergreen//One TCVターゲットを6億ドルから5億ドルに引き下げ
- 大規模な取引の成約に時間がかかっていることが主な要因
- 小規模な「ベロシティ」ビジネスは予想通りに進捗
- 顧客がソフトウェアやSaaSへの支出増加を受けて、サブスクリプション費用を注視している可能性
ハイパースケーラー機会の進捗状況
- 主要な見込み客との交渉が進展中
- 技術的なテストは順調に進んでいる
- ビジネスモデルの調整や経済性の改善など、多くの小さな課題に取り組んでいる
- 年内の設計採用獲得に向けて自信を持っている
新しいFusionオファリングへの顧客の関心
- 初期の関心は非常に高い
- 既存の顧客が既存のアレイでFusion技術を活用できる点に期待
- 大規模顧客と小規模顧客の両方が強い関心を示している
- ベータユーザーからの反応も非常に良好
競争環境とQLC採用の影響
- QLCにおけるPureのリードは依然として強い
- E製品ファミリーの成功がQLCでの優位性を示している
- 競争は厳しいが、それはQLCの採用によるものではなく、Pureの規模と有効性による
- Pureは現在、企業向けオールフラッシュシステムで業界2位の地位を確立
AI関連の収益とオーダーブック
- AI関連の収益は明確には分離していない
- トレーニング環境向けの販売が主な収益源
- 全体的なAIストレージ市場は年間10億ドル未満と推定
- エンタープライズ向けの推論/RAGモデルやデータサイロ解消の機会も今後拡大する見込み
ハイパースケーラー向けソリューションのユースケース
- 様々なワークロードに対応する標準化されたインフラストラクチャを目指している
- 広範なアーキテクチャシフトを検討中
- 高性能ワークロードから低性能ワークロードまでカバー
- ディスクやSSDの置き換えも視野に
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