プルトグループ(ティッカー:$PHM)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $3.83 | $3.25 | 〇 |
売上高 | $4.6B (YoY +9.8%) | $4.5B | 〇 |
業績ハイライト
業績ハイライト
主要財務指標
- 第3四半期EPS:前年同期比16%増の$3.35
- 売上高:前年同期比12%増の$43億
- 引渡戸数:前年同期比12%増の7,924戸
- 平均販売価格:$548,000(前年同期と横ばい)
- 粗利益率:28.8%
販売状況
- 受注戸数:7,731戸(前年同期比横ばい)
- コミュニティ当たり月間平均受注:2.4戸
- バックログ:12,089戸($77億相当)
- スペック住宅比率:全生産の43%
キャッシュアロケーション
- 土地取得・開発投資:第3四半期$14億
- 株主還元:第3四半期$3.2億(自社株買い)
- 2024年の土地投資予想:$50-52億
- 純負債資本比率:1.4%
質疑応答ハイライト
マージン低下の要因について
- Q4の粗利益率ガイダンス27.5-27.8%への低下要因:
- インセンティブ費用の増加(Q3は7%、Q2から70bps上昇)
- 西部市場の比率上昇による地域ミックスの影響
- アクティブアダルト部門の構成比低下
ハリケーンの影響
- 主な影響:
- 工事現場の稼働停止による3-4日のタイムロス
- 停電による電力メーター設置の遅延
- 自治体の検査対応の遅れ
- 物理的な被害は限定的
- Q4の引渡しガイダンスには影響を織り込み済み
フロリダ市場の状況
- 在庫状況は改善傾向
- 第3四半期は好調な業績
- スノーバード(避寒客)シーズンに向けて良好なポジション
- 長期的な見通しも楽観的
- 内陸部・高地エリアへの投資を重視
インセンティブの動向
- 全体的に高水準を維持
- 金利低下時(9月)も大幅な削減には至らず
- エントリーレベル層で特に高水準
- テキサス市場で競争激化によりインセンティブ増加
- 金利環境次第で削減の可能性も
2025年の成長見通し
- 長期的な成長目標は5-10%を維持
- 2025年具体的なガイダンスは次四半期に提示
- アクティブアダルト部門は2025年後半から新規コミュニティオープン
- サイクルタイム短縮とスペック戦略で成長をサポート
バランスシート戦略
- オプション型の土地保有比率を56%まで上昇
- 3-3.5年かけて70%まで引き上げ目標
- ファーマーオプション50%、土地バンキング20%を想定
- 土地バンキングによる資金効率の改善を継続
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