プルトグループ(ティッカー:$PHM)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $3.83 | $3.25 | 〇 |
売上高 | $4.6B (YoY +9.8%) | $4.5B | 〇 |
業績ハイライト
財務実績
- 第2四半期の総売上高は44億ドルで、前年同期比10%増
- 1株当たり利益は3.83ドルで、前年同期比19%増
- 住宅販売総利益率は29.9%で、前年同期比30ベーシスポイント増
- 直近12ヶ月間の株主資本利益率は27.1%
事業概況
- 住宅引渡戸数は8,097戸で、前年同期比8%増
- 平均販売価格は549,000ドルで、前年同期比2%増
- 受注戸数は7,649戸で、前年同期比4%減
- 期末時点の受注残は12,982戸で、前年同期比4%減
見通し
- 2024年通期の住宅引渡戸数見通しを31,000戸に据え置き
- 第3四半期の住宅総利益率見通しは約29%
- 第4四半期の住宅総利益率見通しは28.5%〜29%
質疑応答ハイライト
土地オプション戦略の影響
- 土地オプション比率を現在の50%から70%に引き上げる目標
- 土地バンキングの活用で追加20%分を増加させる計画
- 土地バンキング活用で利益率は200-300ベーシスポイント低下するが、投資利益率は200-300ベーシスポイント改善する見込み
- 全体で40-60ベーシスポイントの利益率低下影響の可能性
フロリダとテキサスの市場状況
- サウスウエストフロリダの中古在庫が9ヶ月分と高水準
- オースティン、ダラスなどテキサス市場でも在庫増加
- 価格高騰による売り手増加と買い手の購買力低下が要因
- 今後6-9ヶ月程度で価格調整が進み、市場が正常化する見通し
金利低下の影響
- 金利50-100ベーシスポイント低下の影響は経済環境次第
- 健全な経済下での金利低下なら利益率にプラス影響
- 景気後退懸念を伴う金利低下なら、価格競争で利益率に圧力
住宅建設コストと利益率見通し
- 第2四半期の建設コストは前四半期と同水準の1平方フィート当たり80ドル
- 下半期はインフレ率低下で低単位数%のコスト増加を想定
- 西部地域の引渡比率上昇と一部市場での競争激化で利益率に若干の下押し圧力
消費者心理と需要動向
- 4月の金利上昇で消費者心理に変化、購入タイミングへの懸念増加
- 7月の需要は堅調に推移、2024年通期見通しは据え置き
- 金利低下期待が高まれば、消費者心理にポジティブな影響の可能性
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