決算:PANW 2026Q1

決算

パロアルトネットワークス(ティッカー:$PANW)の2026年度第1四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for PANW

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.93$0.89
売上高$2.47B
(YoY +15.4%)
$2.46B
ガイダンス
2026Q2EPS
$0.94
($0.93~$0.95)
$0.93
ガイダンス
2026Q2売上高
$2.58B
($2.57B~$2.59B)
$2.58B
ガイダンス
通年EPS
$3.85
($3.80~$3.90)
$3.80
ガイダンス
通年売上高
$10.52B
($10.50B~$10.54B)
$10.52B

業績ハイライト


売上・成長率・契約状況

指標数値前年同期比コメント
総売上高(Revenue)$2.47B+16%ガイダンス上限を超過
製品売上高(Product Revenue)非開示(前年比+23%)+23%ソフトウェアファイアウォールが牽引
サービス売上高(Services Revenue)非開示(前年比+14%)+14%サブスクリプション・サポート収益ともに+14%
RPO(残存業績義務)$15.5B+24%安定的な3年平均契約期間を維持
現RPO(1年以内)$6.9B+16%
NGS ARR(次世代セキュリティ年換算収益)$5.85B+29%前年同期のQRadar除外後の純増は20%超
プラットフォーム導入(Platformization)+60件非開示XSIAMで前年比2倍のプラットフォーム導入を達成

地域別売上成長率

地域成長率
アメリカ+14%
EMEA+18%
JAPAC+22%

サブセグメント業績

SASE(Secure Access Service Edge)

  • ARR:$1.3B(+34% YoY)
  • Fortune 500の1/3が導入
  • 顧客数:約6,800社
  • 顧客例:IBM、Oracle

ソフトウェアファイアウォール

  • 製品売上におけるソフトウェア比率:44%(前年比+6pt)
  • 顧客数:12,500社超
  • 前年比:+23%(製品売上)

XSIAM(Cortex)

  • 顧客数:約470社
  • 平均ARR:$1M超/社
  • テレメトリ処理:15PB/日
  • 60%以上の顧客がMTTR(日・週 → 数分)短縮

Prisma AIRS(AIセキュリティ)

  • AIRS 2.0をQ1で発表
  • Protect AIの統合完了
  • 取引件数:前四半期比2倍
  • NVIDIAとの協業(BlueField上でのAIRS)
  • IBMやServiceNowとの統合あり

Secure Browser

  • 販売数:750万超
  • 前年同期比:受注額が4倍に拡大
  • エンドポイントSASEとの統合で展開加速

新規買収と統合

CyberArk(買収中)

  • アイデンティティセキュリティの戦略的柱
  • 統合はFY26 Q3完了予定
  • 収益性と製品ロードマップに自信

Chronosphere(新規発表)

  • 買収額:$3.35B(現金+株式報酬)
  • ARR:$160M超(3桁成長
  • 顧客数:約250社(AIネイティブ企業が中心)
  • 1/3のコストで99.9%の可用性を実現
  • Calyptia(データパイプライン)を買収済み
  • Agentics + Chronosphereの連携で「自動修復」まで視野

利益・キャッシュフロー・指標

指標数値前年同期比 / コメント
オペレーティングマージン30.2%+140bps YoY、2期連続で30%以上
非GAAP EPS$0.93ガイダンス上限超過
調整後フリーキャッシュフロー$1.7B+17% YoY
総現金・等価物$10B超

FY26 通期ガイダンス(更新)

指標通期見通し成長率
売上高$10.50B ~ $10.54B+14%
NGS ARR$7.0B ~ $7.1B+26% ~ +27%
RPO$18.6B ~ $18.7B+17% ~ +18%
非GAAP EPS$3.80 ~ $3.90+14% ~ +17%
営業利益率29.5% ~ 30.0%
調整後FCFマージン38% ~ 39%

中長期見通し

  • FY28 FCFマージン目標:40%以上(CyberArk・Chronosphere含む)
  • FY30 NGS ARR目標:$20B(従来は$15B)
  • TAM:今後3年で$300Bに到達見込み(現在5%未満のシェア)

質疑応答ハイライト


AIと量子技術にどう備えるのか(Brad Zelnick – Deutsche Bank)

Q: AIと量子コンピューティングの時代において、Palo Altoがリーダーであり続ける戦略は?

A:

  • AIと量子は脅威ではなく成長ドライバー
  • ネットワークの「ビット検査」は今後も不可欠。
  • XSIAMで**$1M超のARR顧客を470社獲得**。
  • 量子セキュリティについてはPQC対策と即時対応技術を提供。
  • **Chronosphereは将来の“Splunk+Agentics”**的存在になると期待。

Chronosphereの戦略的意義(Robbie Owens – Piper Sandler)

Q: なぜ今Chronosphereを買収?セキュリティ企業がオブザーバビリティで成功するのは難しいのでは?

A:

  • エンジニアからも高評価「最も優れたコード」とのフィードバック。
  • 他社製品比1/3コストで99.9%以上の稼働率を実現。
  • AIプラットフォームにおいてデータ爆発に対応するために不可欠
  • Agenticsと統合し**「自己修復型プラットフォーム」**を構築予定。

XSIAMの大型契約の背景(Saket Kalia – Barclays)

Q: XSIAMは既存SIEMの置き換えだけか、それ以上か?

A (Nikesh + Lee):

  • 既存SIEMの予算以上に様々な周辺製品(UEBA, ITDR, Exposure Management等)も置き換えている。
  • 顧客にとってはTCO削減とセキュリティ強化の両立。

B ARR目標への自信(Matt Hedberg – RBC)

Q: たった1四半期で$15B→$20B目標に引き上げた理由は?

A:

  • SASEとCortexの成長継続中
  • ソフトウェアファイアウォールは「隠れた原石」。
  • CyberArkでアイデンティティ領域拡大、Chronosphereでデータ監視拡大
  • Tuck-in買収も継続予定。

量子セキュリティのニーズと優位性(Brian Essex – JPMorgan)

Q: 顧客は量子対応を意識しているか?またPalo Altoの優位性は?

A (Lee):

  • Harvest now, decrypt later」攻撃が現実化。
  • 今から準備しないと間に合わない。
  • Orionなどを通じたPQC可視化と即時暗号変換が差別化要因。
  • IBMと共同で量子対応サービスを提供。

Secure Browserの将来性(Gregg Moskowitz – Mizuho)

Q: Secure Browserの導入状況とマネタイズの可能性は?

A (Nikesh):

  • 既に7.5M台超を販売
  • 将来的にはセキュリティ機能配信の基盤になる。
  • 現時点ではSASEエージェントとして収益貢献。

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