オントゥ・イノベーション(ティッカー:$ONTO)の2024年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.32 | $1.20 | 〇 |
売上高 | $242.3M (YoY +27.1%) | $235.5M | 〇 |
ガイダンス 2024Q3EPS | $1.30 ($1.25~$1.35) | $1.22 | 〇 |
ガイダンス 2024Q3売上高 | $250M ($235M~$255M) | $233.8M | 〇 |
業績ハイライト
第2四半期の業績
- 売上高は2億4200万ドルで、前四半期比6%増、前年同期比27%増
- EPSは1.32ドルで、前四半期比12%増、前年同期比67%増
- 営業キャッシュフローは過去最高の6500万ドルを記録
事業セグメント別の業績
- 特殊デバイスおよび先端パッケージング市場:売上高1億6400万ドルで全体の68%を占める
- 先端ノード:売上高3200万ドルで前四半期比21%増、全体の13%を占める
- ソフトウェアおよびサービス:売上高4600万ドルで前四半期比6%増、全体の19%を占める
第3四半期の見通し
- 売上高は2億4500万ドルから2億5500万ドルの見込み
- 非GAAPベースのEPSは1.25ドルから1.35ドルの予想
通期の見通し
- 2024年下半期の売上高は上半期比5%から10%増の見込み
- 2025年に向けて、ゲートオールアラウンド容量への投資と高帯域幅メモリおよびロジックパッケージング製造業者の容量拡大から恩恵を受ける見込み
質疑応答ハイライト
AIパッケージングの需要と全体的な先端パッケージング需要
- AIパッケージングの需要は一時的な停滞が予想されるが、全体的な先端パッケージング需要は成長を続ける見込み
- AIパッケージングの需要停滞は約10%程度と予想
- OSATの支出が増加傾向にあり、先端パッケージング需要全体をけん引
3億ドルのボリューム購入契約(VPA)について
- パッケージングが約60%、ゲートオールアラウンドが約40%の割合
- 主に2025年の需要に向けたもの
- 出荷は2024年下半期から開始するが、大部分は2025年を通じて行われる予定
中国市場の動向
- 2024年下半期の中国からの売上は上半期比で増加する見込み
- 中国市場からの売上は全体の10%台で推移
- 主に特殊半導体市場からの需要が中心
- 成熟したロジック分野でも進展があるが、やや遅い進捗
製品別のシェア動向
- AIパッケージング(HBMおよび2.5Dロジック)で高いシェアを維持
- ゲートオールアラウンド向けIrisプラナーフィルムの採用が増加
- パネルパッケージングで強いポジションを維持し、新規顧客を獲得中
グロスマージンの見通し
- 長期的なモデルでは、四半期売上高2億5000万ドルから2億6000万ドルの水準でモデル内のグロスマージンに戻ることを目指している
- 四半期ごとのグロスマージン改善を目標としている
- 製造能力の向上とレバレッジの継続的な向上、および先端ノードへのシフトによる製品ミックスの改善がグロスマージン向上に寄与する見込み
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