決算:ONON 2024Q2

決算

オン(ティッカー:$ONON)の2024年度第2四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for ONON

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPSCHF 0.14CHF 0.16×
売上高CHF 567.7M
(YoY +27.8%)
CHF 562.7M
ガイダンス
通年売上高
CHF 2.26BCHF 2.29B×

業績ハイライト

第2四半期の業績

  • 第2四半期の純売上高は5億6,770万スイスフランで、前年同期比27.8%増
  • 為替変動の影響を除いた実質ベースでは29.4%増
  • 総利益率は59.9%
  • 調整後EBITDA率は16.0%で、前年同期の14.1%から改善
  • 純利益は3,080万スイスフランで、前年同期の330万スイスフランから大幅増

地域別売上高

  • 米州地域:3億7,000万スイスフラン(前年同期比24.8%増)
  • EMEA地域:1億3,840万スイスフラン(前年同期比21.8%増)
  • APAC地域:5,920万スイスフラン(前年同期比73.7%増)

製品カテゴリー別売上高

  • シューズ:5億4,250万スイスフラン(前年同期比26.7%増)
  • アパレル:2,190万スイスフラン(前年同期比63%増)

通期見通し

  • 為替変動の影響を除いた実質ベースでの純売上高成長率は30%以上を維持
  • 総利益率は約60%を予想
  • 調整後EBITDA率は16%〜16.5%の範囲を予想

質疑応答ハイライト

北米地域の制約について

  • アトランタの倉庫移転中で一時的に最適化されていない状況
  • 容量制約により、信頼性の低い遅延配送や在庫不足が発生
  • 西海岸の倉庫にシフトしているが、在庫がある範囲内に限定
  • DTC(直販)チャネルとホールセールチャネルの両方に影響
  • 制約がなければ、通期ガイダンスを上回る売上成長が可能だった可能性
  • DTCチャネルのシェアが高くなる可能性もあった
  • 対策を講じており、Q2前半にDTCビジネスへの影響が最も大きかった
  • その後、DTCの成長率が再加速
  • 来年上半期に自動化倉庫が稼働予定で、長期的な基盤を整備中

マーケティング効果とブランド構築について

  • ゼンデイヤとフェデラーのエアテニスマッチが Instagram で1500万回以上、TikTokで700万回以上視聴された
  • ブランドトラッカーやウェブサイト訪問者数にも反映
  • 過去3ヶ月間で、パフォーマンスとイノベーションを核としながら、グローバルな何百万人もの観客の会話に参加
  • 確立されたブランドが独占していた革新、アスリートのストーリー、スポーツの感動の分野で、Onは単なる挑戦者ではなく、強い視点を持つリーディングスポーツウェアブランドとしての地位を確立
  • 「一緒に夢を見る」というメッセージが、オリンピックのコミュニティ精神を捉えた

LightSprayテクノロジーについて

  • 製造革命:OpExモデルからCapExモデルへの移行
  • 消費者により近い場所での製造が可能に
  • パーツ数を大幅に削減
  • ピークパフォーマンス向けの新しいアッパーテクノロジー
  • 新しいルックスとデザインを大衆市場に展開する計画
  • サステナビリティの大幅な改善:従来のアッパーに比べてCO2排出量を75%削減
  • 需要に近い場所での製造により、需給の最適化が可能に
  • Q4には一般消費者向けに製品を展開予定

アパレル事業の成長について

  • Q2のアパレル売上高は63%増と急成長
  • ブランドヒートによりOn製品をヘッドトゥトゥで着用したいという需要が増加
  • 2024年秋冬シーズンの予約注文が倍増
  • 小売店やデジタルチャネルでのマーチャンダイジングの改善
  • パリの新店舗では販売された4点に1点がアパレル製品
  • ランニング以外にトレーニングやテニスなど、新しい分野への展開
  • 新しい技術や素材を用いた製品開発(例:高強度ワークアウト向けのドライテック素材)

新製品について

  • アパレル:需要を十分に捉えきれていないが、小売業者からの信頼度が高い
  • Cloudrunner 2:コアランナー向け製品として好調
  • Cloud Monster:ほぼ3桁の成長率
  • Cloudsurfer:Cloudsurfer Nextの発売により2つの価格帯を展開
  • Cloudtilt:在庫があればさらに多く売れた可能性
  • 既存製品と新製品の両方で成長を実現

消費者動向について

  • 全体として第3四半期と第4四半期に向けて前向きな見通し
  • 米国:ガイダンスを確認するほど消費者に自信
  • 欧州:ブランド構築の取り組みが奏功、特にフランスと英国で好調
  • アジア:日本が非常に強い成長、中国では需要を捉えられている

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