オクタ(ティッカー:$OKTA)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.67 | $0.58 | 〇 |
売上高 | $665M (YoY +13.9%) | $649.6M | 〇 |
ガイダンス 2025Q4EPS | $0.735 ($0.73~$0.74) | $0.67 | 〇 |
ガイダンス 2025Q4売上高 | $668M ($667M~$669M) | $650.7M | 〇 |
ガイダンス 通年EPS | $2.755 ($2.75~$2.76) | $2.61 | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $2.596B ($2.595B~$2.597B) | $2.56B | 〇 |
業績ハイライト
売上・収益性
- Q3は大口顧客の強さと高い収益性・キャッシュフローが特徴
- 2024年度の見通しを上方修正:売上成長率15%、非GAAPの営業利益率22%、フリーキャッシュフローマージン約25%
パートナーエコシステムの成果
- トップ10案件すべてにパートナーが関与
- トップ10案件はすべて年間契約額100万ドル以上、合計約2,000万ドルの契約額
大口顧客の状況
- 年間契約額100万ドル以上の顧客コホートが最も急速に成長
- 同コホートの年間契約総額は約10億ドル規模に到達
新製品の状況
- Q3の受注の約15%が新製品から創出
- Okta Identity Governanceは、Workforce案件における契約額の約1/3を占める
- 複数製品を採用する顧客ほど高い継続率を示す
質疑応答ハイライト
2026年度のガイダンスについて
- 売上成長率約7%を見込む
- 非GAAPの営業利益率は少なくとも22%
- フリーキャッシュフローマージンは少なくとも24%を目標
- 総売上高は27.7億-27.8億ドルを予想
特化型営業体制への移行について
- 製品に特化した営業体制へ移行予定
- 専任のAuthゼロ担当営業とOkta担当営業を設置
- 生産性向上と成長加速が目的
- すでにSMB市場で導入済みのハンター/ファーマーモデルで positive な結果
新製品の状況詳細
- Identity Governanceは約1,000社の顧客を獲得
- Privileged Accessは契約額の約30%を占める見込み
- Identity Threat Protectionは高度な多要素認証と同程度のアップセル効果
パブリックセクターの状況
- トップ10案件の半数が米国連邦政府関連
- DoD(国防総省)で新たな大型案件を獲得
- 連邦政府最大の医療サービス提供者との大型契約も締結
- サイバーセキュリティ重視の方針が追い風に
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