ネットアップ(ティッカー:$NTAP)の2024年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.8 | $1.79 | 〇 |
売上高 | $1.67B (YoY +5.5%) | $1.65B | 〇 |
ガイダンス 2025Q1EPS | $1.45 ($1.40~$1.50) | $1.44 | 〇 |
ガイダンス 2025Q1売上高 | $1.530B ($1.455B~$1.605B) | $1.53B | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $6.9 ($6.8~$7.0) | $6.73 | 〇 |
ガイダンス 2025通年売上高 | $6.55B ($6.45B~$6.65B) | $6.52B | 〇 |
業績ハイライト
Q4および2024会計年度の業績
- Q4および2024会計年度の売上高はガイダンスの中間値を上回った
- 全フラッシュポートフォリオの拡大が強い成長を牽引
- 年間で過去最高の売上総利益率、営業利益率、EPS、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローを達成
ハイブリッドクラウドセグメントの好調
- 売上高は前年同期比6%増、製品売上高は8%増
- 全フラッシュアレイの年換算売上高が過去最高の36億ドルに到達し、前年同期比17%増
- Keystoneのストレージ・アズ・ア・サービスが好調で、2024会計年度の契約額は前年比2倍以上の1億5,000万ドル近くに
パブリッククラウドセグメント
- 売上高は前年同期比1%増の1億5,200万ドル
- ファーストパーティおよびハイパースケーラーのマーケットプレイスストレージサービスが引き続き最優先事項で、前年同期比30%以上の急成長
質疑応答ハイライト
競合に対する優位性とKeystoneの成功要因
- マクロ環境はまだ不透明だが、分析、AI、クラウド移行、データセキュリティ、アプリケーションの最新化などの重要分野で優位性を発揮
- Keystoneは、あらゆるデータに対して統合されたデータプラットフォームとクラウドライクなエクスペリエンスを提供し、オンプレミスからパブリッククラウドまで一貫性のある運用管理を実現
- 長期的なアーキテクチャへのコミットメントを得ており、複数年の契約を獲得
2025会計年度のAIによる収益への影響
- 50以上のAIの案件を獲得。データ基盤からモデルトレーニング、推論まで幅広い領域で成功
- AIサーバーの立ち上げが先行し、ストレージの本格的な収益化はもう少し後になる見込み
- 非構造化データの大量の蓄積を活用し、AIの機会を着実に取り込む
クラウドストレージビジネスの成長見通し
- ファーストパーティおよびマーケットプレイスのクラウドストレージサービスが引き続き成長の原動力
- サブスクリプションビジネスを最適化し、顧客をファーストパーティのクラウド消費型サービスに移行
- 2025会計年度のクラウド事業は一貫した成長を見込み、下期の伸びが上期を上回る見通し
QLC C-Seriesビジネスの競争環境と見通し
- 既存の10Kドライブ環境からC-Seriesへのアップグレードでは大きなアドバンテージ
- ハイパーコンバージドからの移行、新規のAIワークロード向けに新たな案件を獲得
- 業界で最も包括的なデータ管理機能と本物のハイブリッドクラウドソリューションを提供
コメント