マーベル(ティッカー:$MRVL)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.43 | $0.41 | 〇 |
売上高 | $1.52B (YoY +7.0%) | $1.46B | 〇 |
ガイダンス 2025Q4EPS | $0.58 ($0.54~$0.64) | $0.52 | 〇 |
ガイダンス 2025Q4売上高 | $1.80B ($1.71B~$1.89B) | $1.65B | 〇 |
業績ハイライト
売上高と収益性
- 第3四半期の売上高は15億1,600万ドルで、ガイダンスの中間値を6,600万ドル上回る
- 前年同期比7%増、前期比19%増を達成
- 非GAAPベースの1株当たり利益は0.43ドルで、前期比43%増
データセンター事業の躍進
- データセンター収益は11億ドルで過去最高を記録
- 前年同期比98%増、前期比25%増
- 第3四半期の連結売上高の73%をデータセンター事業が占める
事業別の状況
- エンタープライズネットワーキング: 1億5,100万ドル
- キャリア: 8,500万ドル
- コンシューマー: 9,700万ドル
- 自動車・産業: 8,300万ドル
第4四半期見通し
- 売上高は18億ドル(±5%)を予想
- 非GAAPベースの1株当たり利益は0.54-0.64ドルを見込む
- 前年同期比26%の成長率を予測
質疑応答ハイライト
AI関連事業について
- 2025年度のAI関連収益は当初予想の15億ドルを数億ドル上回る見込み
- カスタムシリコン事業が予想以上に好調
- AWSとの5年間の戦略的提携を発表し、複数世代にわたる開発協力を行う
データセンター事業の展望
- エレクトロオプティクス製品の需要が引き続き強い
- 業界初の3nm 1.6T DSPを発表、消費電力を20%以上削減
- カスタムシリコンの需要が継続的に拡大
事業戦略の方向性
- データセンター事業へのリソース集中を進める
- カスタムシリコン市場で20%のシェア獲得を目指す
- エンタープライズ・キャリア事業は選択的な投資を継続
財務戦略
- 株主還元として第3四半期に2億ドルの自社株買いを実施
- 在庫は8億5,900万ドルで、データセンター事業の成長をサポート
- 営業キャッシュフローは5億3,600万ドルを計上
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