Moderna(ティッカー:$MRNA)の2023年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.55 | $-0.99 | 〇 |
売上高 | $2.81B (YoY -43%) | $2.53B | 〇 |
カンファレンスコール
要約を記載します。
ポジティブな側面
- パンデミックから季節性の流行病市場への移行: 2023年は、パンデミックから季節性の流行病市場への移行期間であり、Modernaはこの過渡期を管理し、$6.1億の売上を報告しました。これは、彼らの財務フレームワークの範囲の低い端にあたります。
- 市場シェアの拡大: 米国では、小売市場のシェアを37%から48%に増加させました。また、イスラエル、スイス、台湾で強力なパフォーマンスを達成しました。
- 開発パイプラインの進展: 感染症、がん、希少疾患など、すべてのフランチャイズを通じて開発パイプラインを進展させ、9つの後期段階プログラムを持っています。
- 財務状況: 2023年のGAAP収益は$6.8億、$13.3億の現金及び現金同等物を年末に報告しました。
ネガティブな側面
- 売上減少: COVID-19ワクチンの需要減少により、2023年の製品売上は$6.7億で、前年比64%の減少となりました。
- 市場競争の激化: EU市場では2023年後半に競合他社の契約により競争に参加できず、日本では市場シェアが低下しました。
- 製造フットプリントの再サイズ: パンデミックレベルの容量をサポートするために確立された製造フットプリントを再サイズし、契約製造関係を終了し、在庫レベルを削減する必要がありました。
まとめ
Modernaは、2023年に難しい移行期間を経験しましたが、COVID-19ワクチンの市場シェアの拡大、開発パイプラインの進展、そして強固な財務状況を達成しました。2024年には、商業的な実行、後期段階パイプラインの実行、財務規律の実行に注力し、COVID-19ワクチン企業からmRNAプラットフォーム企業へと認識されることを目指しています。
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