マンデードットコム(ティッカー:$MNDY)の2025年第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $1.16 | $0.88 | 〇 |
| 売上高 | $316.9M (YoY +26.3%) | $312.26M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q4売上高 | $329M ($328~$330M) | $333.79M | × |
| ガイダンス 通年売上高 | $1.227B ($1.226B~$1.228B) | $1.23B | × |
業績ハイライト
売上・利益・成長率
| 項目 | Q3 FY25 | Q3 FY24 | 前年比成長率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | $317M | – | +26% YoY |
| 営業利益(Non-GAAP) | $47.5M | $32.2M | +47% YoY |
| 営業利益率(Non-GAAP) | 15% | – | – |
| 純利益(Non-GAAP) | $61.9M | $45M | +38% YoY |
| 希薄化後EPS | $1.16 | – | – |
| 粗利益率 | 90% | – | 安定(中長期は高80%台を想定) |
| 調整後フリーキャッシュフロー | $92.3M | – | フリキャッシュフローマージン:29% |
ポジティブ: 売上26%増、営業利益・純利益ともに過去最高を更新。粗利率90%維持、フリーキャッシュフローマージンも29%と高水準。
顧客セグメントと拡大動向
| ARR規模 | 増加傾向 |
|---|---|
| $50K超 | 加速中 |
| $100K超 | 加速中 |
| $500K超 | 加速中 |
- Net Dollar Retention(NDR):111%(FY25もこの水準を維持予定)
- 新規プロダクト(CRM・Service・Devなど):ARR全体の10%以上を占めるに至り、2025年目標を前倒しで達成。
ポジティブ: 大口顧客の獲得・拡大が継続。AIとマルチプロダクト戦略が牽引。
営業投資と効率性
| 項目 | Q3 FY25 | Q3 FY24 | コメント |
|---|---|---|---|
| 研究開発費 | $57.8M(18%) | 17% | 投資強化中 |
| 販売・マーケ費 | $151.8M(48%) | 52% | 効率改善 |
| 一般管理費 | $27M(9%) | 9% | 安定 |
| 従業員数 | 3,018人 | 前四半期比 +151人 | 年間+30%見通し |
財務状況
| 項目 | Q3 FY25 | Q2 FY25 |
|---|---|---|
| 現金・現金等価物 | $1.53B | $1.59B |
| 有価証券 | $211.7M | $60.1M |
業績見通し(ガイダンス)
Q4 FY25 ガイダンス
| 項目 | 見通し | 成長率 |
|---|---|---|
| 売上高 | $328M – $330M | +22%〜23% YoY |
| 営業利益(Non-GAAP) | $36M – $38M | 営業利益率:11%〜12% |
通期 FY25 ガイダンス
| 項目 | 見通し | 成長率 |
|---|---|---|
| 売上高 | $1.226B – $1.228B | +26% YoY |
| 営業利益(Non-GAAP) | $167M – $169M | 営業利益率:約14% |
| 調整後FCF | $330M – $334M | FCFマージン:約27% |
ネガティブ: Q4ガイダンスは市場予想を下回る水準に抑制。理由は「アップマーケットへの投資による営業サイクルの長期化」と明言。
質疑応答ハイライト
① アップマーケット戦略と営業体制の変化
Q(Goldman Sachs・Rangan):成長鈍化は、営業投資の再配置や大口顧客への移行の影響か?
A(Eran):
- 50K/100K/500Kドル超のARR顧客すべてで加速中。
- AI機能や新製品への関心が強く、顧客の反応は良好。
A(Eliran):
- ROIの高いチャネル(CRM, Service, Videoなど)へ投資を移行。
- セールスサイクルは長期化傾向だが、将来の収益基盤を構築中。
ポイント:営業効率を犠牲にして短期成長より中長期の大型顧客開拓を優先。
② RPOと請求額の乖離
Q(KeyBanc):Deferred Revenue(請求ベース)が売上成長に追いつかない理由は?
A(Eliran):
- Deferred Revenueは現金ベースで、季節性や請求サイクルで変動。
- RPO(Remaining Performance Obligations)をより信頼できる指標とし、開示強化中。
③ マルチプロダクトとAI戦略
Q(Morgan Stanley):バンドル製品の目的は?価格面でのインセンティブはあるか?
A(Casey):
- Work Management + CRM / Service / Dev のユースケースが多く、バンドル化。
- コストメリットあり、導入も容易。
- 初期ながら良好なトラクション。
Q(Citi):AI製品の価格モデル変更により、将来の収益予見性は増すか?
A(Eliran):
- まだ導入初期で、2026年の業績には大きく寄与しない見込み。
- ただし顧客のスティッキネス(定着率)向上には寄与。
④ 販売チャネルと営業効率
Q(BofA):営業人員の生産性の進捗とAIによる変化は?
A(Casey):
- 営業生産性は向上中。AIエージェントを社内で実際に活用し、生産性改善を図っている。
- 今後さらに成果が出る見込み。
⑤ SMB市場の動向
Q(JPMorgan・Murphy):中小市場の成長は大口顧客に比べて遅れているか?
A(Eran):
- Q3はやや不安定だったが、Q4に向けて回復傾向。
- 全体としては健全なパイプラインを維持。
Q(Barclays・Raimo):RPOの再定義について。
A(Eliran):
- Investor Day時点でのRPOは暫定版。会計レビューを経て精緻化。
- 現在の数値が正式かつ監査済。
⑥ 今後の見通し
Q(UBS・Taylor):FY26やFY27の1.8B達成に向けて、どの程度AIや新製品が貢献するか?
A(Eliran):
- マルチプロダクト(CRM、Serviceなど)とAIによるクロスセルが成長の柱。
- 2027年までにAI収益は一部寄与見込みだが、現時点では限定的。

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