メイクマイトリップ(ティッカー:$MNDY)の2024年第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.23 | $0.22 | 〇 |
売上高 | $217.36M (YoY +24.8%) | $265.12M | 〇 |
業績ハイライト
全体業績
- グロスブッキング: 前年同期比26.8%成長(一定為替レート)
- 調整後営業利益: 四半期過去最高の4600万ドル(前年同期比38%増)
- 調整後営業利益率: グロスブッキングの1.76%(前年同期1.6%、上期1.65%)
航空券事業
- グロスブッキング: 15億ドル(前年同期比23.1%増、一定為替レート)
- 調整後マージン: 9380万ドル(前年同期比20%増、一定為替レート)
- 国内航空市場シェア: 30%以上を維持
- 国際線航空券収益は業界成長率を上回る成長
ホテル・パッケージ事業
- グロスブッキング: 6億8150万ドル(前年同期比23.4%増、一定為替レート)
- 調整後マージン: 1億2190万ドル(前年同期比24.9%増、一定為替レート)
- 宿泊施設提供都市数: 1850都市以上(前年同期1750都市)
- 国際ホテル事業構成比: 19%(前年同期14.8%)
バス事業
- グロスブッキング: 3億2890万ドル(前年同期比23.6%増、一定為替レート)
- 調整後マージン: 3500万ドル(前年同期比31.3%増、一定為替レート)
その他事業
- ホームステイ: 920以上の目的地で21,500以上の物件を販売
- 法人出張事業(myBiz): アクティブ顧客64,000社以上(前年同期56,000社)
- 大手法人向けQuest2Travel: アクティブ顧客493社(前年同期334社)
質疑応答ハイライト
航空券事業の見通し
- エンジン問題による供給制約は1-2四半期での解決を期待
- 新規供給は徐々に改善するも、既存機材の地上待機問題は継続
- 年初想定比で供給は10-15%程度の遅れ
- テイクレートの低下は季節性による平均販売価格の上昇(約13%)が主因
利益率の見通し
- Q3は季節的に最も良い四半期であり、通年の指標とはならない
- 調整後営業利益率1.8-2.0%を目標
成長持続性
- マクロ環境の変化(消費パターンの変化、経済成長の鈍化等)が成長率に影響する可能性
- 業界成長率を上回る成長は継続可能と認識
- 新規顧客獲得は四半期1.5-2.5百万人のペースを維持
競争環境
- インディゴ航空による直販強化の影響は限定的
- 仲介業者向け市場に注力し、シェアを維持・拡大
- OTA間の競争は安定的、国際線・ホテルは世界的OTAとの競合が中心
- マルチチャネル戦略により新規顧客獲得を継続
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