メイクマイトリップ(ティッカー:$MNDY)の2024年第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.36 | $0.34 | 〇 |
売上高 | $210.99M (YoY +25.1%) | $220.75M | 〇 |
業績ハイライト
財務業績
- GBV(総取引高)は23億ドルで、前年同期比24.3%増(一定為替レート)
- 調整後営業利益は3,750万ドルで、前年同期比32.9%増
- 現金および現金同等物は7億ドル超
セグメント別業績
- 航空券予約:GBVは約14億ドルで、前年同期比20.4%増(一定為替レート)
- ホテル・パッケージ:GBVは約5.17億ドルで、前年同期比21.2%増(一定為替レート)
- バス予約:GBVは2.63億ドルで、前年同期比21.5%増(一定為替レート)
ビジネスハイライト
- 国際航空券事業の収益は前年同期比39%増(一定為替レート)
- 国際ホテル事業の収益は前年同期比62%増(一定為替レート)
- AIチャットボット「Myra」をホテル・ホームステイ予約プロセスに導入
- 法人顧客数はmyBizで59,000社以上、Quest2Travelで462社の大企業を獲得
質疑応答ハイライト
ホテル予約の成長鈍化について
- 7月と8月の成長は通常通りだが、異常な豪雨の影響で一時的に需要が低下
- すでに回復の兆しが見られ、長期的な成長鈍化の兆候はない
- 消費の低迷に関しては、10月の予約状況は好調で、現時点で懸念材料は見られない
AIチャットボット「Myra」の効果について
- カスタマーサービスエージェントの関与が45%減少
- コスト効率とユーザー体験の両面で効果を確認
- 完全な効果が財務諸表に反映されるまでには数四半期かかる見込み
インディゴ航空の直販強化の影響について
- 顧客体験の継続的な改善により、市場シェアは維持・微増
- オンライン広告市場の競争激化により、直販の優位性は限定的
- アフターサービスコストの観点からも、OTAの優位性は継続
キャッシュポジションと資本配分について
- 7億ドル超の現金を保有
- 現在の自社株買いプログラムは1.5億ドル規模で、約90%が未使用
- 国内・海外両市場での有機的・非有機的成長機会に投資予定
国際事業の展開について
- 国際航空券事業は調整後利益の38%を占める
- 国際ホテル事業は調整後利益の17%を占める
- 直接契約ホテルは40都市に拡大(前年21都市)
- 東南アジアの主要都市では直接契約ホテルの比率が70-75%に達している
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