モンゴDB(ティッカー:$MDB)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.70 | $0.48 | 〇 |
売上高 | $478.1M (YoY +12.8%) | $464.2M | 〇 |
ガイダンス 2025Q3EPS | $0.665 ($0.65~$0.68) | $0.61 | 〇 |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $495M ($493M~$497M) | $478.5M | 〇 |
ガイダンス 2025通年EPS | $2.40 ($2.33~$2.47) | $2.27 | 〇 |
ガイダンス 2025通年売上高 | $1.91B ($1.87B~$1.95B) | $1.90B | 〇 |
業績ハイライト
第2四半期の主な業績
- 総収益は4億7,810万ドルで、前年同期比13%増
- Atlas収益は前年同期比27%増で、総収益の71%を占める
- 非GAAPの営業利益は5,250万ドルで、営業利益率は11%
- 顧客数は50,700社以上に増加
通期見通し
- 通期の総収益見通しを19.2億ドル~19.3億ドルに引き上げ
- 非GAAPの営業利益見通しを1.87億ドル~1.95億ドルに設定
- 非GAAPの1株当たり純利益見通しを2.33ドル~2.47ドルに設定
その他のハイライト
- 新規ビジネスが好調で、販売生産性が前年比で改善
- AtlasとEnterprise Advanced(EA)の両方が期待を上回る
- AIアプリケーション向けの理想的なデータレイヤーとしての地位を確信
質疑応答ハイライト
営業インセンティブの変更について
- ワークロードの質と量のバランスを取るため、インセンティブ構造を微調整
- 変更は営業チームに好評で、ワークロードの獲得は好調
- 効果を確認するにはまだ早いが、これまでの結果に満足
Atlasの消費動向について
- 第2四半期のAtlas消費成長は予想を若干上回った
- マクロ経済環境の大きな変化は見られない
- 新しいワークロードのコホートは当初の期待を下回るものの、改善傾向
Enterprise Advanced(EA)の好調な理由
- 顧客が「どこでも実行可能」戦略を評価
- 規制やその他の理由でオンプレミスを選択する顧客が依然として存在
- 既存顧客がEAのフットプリントを拡大していることが主な要因
AIの影響と機会について
- インフラストラクチャ層でのAI支出が現在の焦点
- AIアプリケーションの収益化には時間がかかるが、長期的な機会は大きい
- MongoDBはAIアプリケーション向けの理想的なデータレイヤーと位置付け
レガシーアプリケーションの現代化について
- AIを活用してコード診断、再作成、テストスイート生成を効率化
- 時間とコストの大幅な削減が可能に
- 顧客の関心が高まっており、パイプラインが成長中
MongoDBとPostgresの比較
- MongoDBはスキーマ柔軟性、水平スケーリング、大規模データセットのパフォーマンスで優位
- 開発者の生産性向上に寄与
- AIワークロードに適した複雑なデータ構造の処理能力を持つ
AIによる開発者生産性向上の影響
- データ量の増加とデータベース需要の増加につながる可能性
- 顧客によって10%~25%の生産性向上が報告されている
- アプリケーション開発コストの低下により、より多くのアプリが生成される可能性
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