ルルレモン(ティッカー:$LULU)の2025年度第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $3.15 | $2.92 | 〇 |
売上高 | $2.37B (YoY +7.2%) | $2.41B | × |
ガイダンス 2025Q3EPS | $2.705 ($2.68~$2.73) | $2.73 | × |
ガイダンス 2025Q3売上高 | $2.353B ($2.340B~$2.365B) | $2.41B | × |
ガイダンス 2025通年EPS | $14.05 ($13.95~$14.15) | $14.01 | 〇 |
ガイダンス 2025通年売上高 | $10.425B ($10.375B~$10.475B) | $10.62B | × |
業績ハイライト
売上高
- 第2四半期の総売上高は前年比7%増(為替変動の影響を除くと8%増)の24億ドル
- 北米は1%増、中国本土は34%増、その他地域は24%増
- 商品カテゴリー別では、ウィメンズ6%増、メンズ11%増、アクセサリー7%増
利益
- 第2四半期の1株当たり利益は前年比18%増の3.15ドル
- 粗利益率は前年比80ベーシスポイント改善の59.6%
- 営業利益率は前年比110ベーシスポイント改善の22.8%
その他
- 第2四半期に約5.84億ドルの自社株買いを実施
- 年間売上高見通しを103億7,500万ドル〜104億7,500万ドルに下方修正(前回ガイダンス:108億ドル〜109億ドル)
- 年間1株当たり利益見通しを13.95ドル〜14.15ドルに下方修正(前回ガイダンス:14.65ドル〜14.95ドル)
質疑応答ハイライト
北米の成長見通し
- 長期的には「Power of Three x2」計画に基づき、北米で低二桁成長を目指す
- 2025年の具体的な数値を示すのは時期尚早だが、今年の比較的低い基準に対して成長する見込み
- 北米市場における長期的な成長機会、特にブランド認知度向上の余地は依然として大きい
在庫状況とマークダウン
- 第2四半期末の在庫は前年比14%減で、期待通りの水準
- 在庫構成については、新商品の比率を高める余地がある
- 第2四半期のマークダウンは前年並みで、予想を上回る好結果
- 第3四半期のマークダウンは前年並み、第4四半期はやや減少の見込み
米国女性向け事業の課題
- 新商品の導入が不十分だったことが主な要因
- 色、プリント、パターン、シルエットなどの新規性が歴史的水準を下回った
- 特にボトムスとオンラインチャネルで影響が顕著
- 新しい組織体制により、デザインとマーチャンダイジングのバランスを改善中
中国市場の状況
- 第2四半期の中国本土の売上は為替変動の影響を除くと37%増
- マクロ環境に注意を払いつつも、ルルレモンの事業は引き続き好調
- 市場規模に対して店舗数がまだ少なく(132店舗)、成長の余地が大きい
- 現地化されたアプローチやウェルネスに基づくポジショニングが奏功
商品開発と新商品の導入
- コアスタイルの季節アップデートを強化し、特にAlignフランチャイズに注力
- 「Breathe Through」ファブリックは好評だったが、デザインに課題があり一時停止
- 2024年中の再導入は難しいが、2025年に向けて開発中
- トレーニングカテゴリーで新しいパフォーマンスレギンスを年末に導入予定
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