イントゥイット(ティッカー:$INTU)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $2.50 | $2.36 | 〇 |
売上高 | $3.3B (YoY +10%) | $3.14B | 〇 |
ガイダンス 2025Q2EPS | $2.58 ($2.55~$2.61) | $3.25 | × |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $3.8285B ($3.812B~$3.845B) | $3.88B | × |
ガイダンス 通年EPS | $19.26 ($19.16~$19.36) | $19.33 | × |
ガイダンス 通年売上高 | $18.25B ($18.16B~$18.35B) | $18.26B | × |
業績ハイライト
売上高の成長
- 総売上高は10%増の33億ドル
- オンラインエコシステム収益は20%成長
- Credit Karma収益は29%成長
セグメント別業績
- Global Business Solutions Group
- オンラインエコシステム収益20%増(QBO Advanced/Enterprise Suite42%増)
- デスクトップエコシステム収益17%減
- Consumer Group
- 収益6%減(カリフォルニア州の申告期限延長の影響)
- Credit Karma
- 収益29%増
- 個人ローン(11ポイント寄与)、自動車保険(9ポイント)、クレジットカード(8ポイント)が牽引
質疑応答ハイライト
オンラインエコシステムの成長について
- 20%成長の主な要因:
- 顧客エンゲージメントの強化
- 価格改定後の高い顧客維持率
- ミッドマーケット事業の好調(42%成長)
- サービス採用率の向上
Mailchimpの課題と対応
- 小規模顧客のチャーン率上昇が課題
- 要因:中堅企業向け機能強化により小規模顧客の使いやすさが低下
- 対応:初回利用体験の改善に注力
- マクロ環境の影響ではなく製品要因が主因
マーケティング戦略の変更
- 従来より早期にマーケティングを開始
- 成果:
- 認知度向上
- エンゲージメント率が想定以上
- 価格要因の重要性を確認
- キャンペーン改善点:専門家の価値を否定しない表現に修正
AIアシスタント(Intuit Assist)の展開
- すべての米国QuickBooks Online顧客に提供開始
- 主な機能:
- メール・手書きメモから見積書/請求書の自動作成
- キャッシュフロー不足の予測と対応提案
- 請求書の自動マッチング
- 効果:
- 新規顧客獲得の増加
- 顧客維持率の向上
- サービス採用率の向上
中堅企業向け戦略
- Enterprise Suiteの好調な立ち上がり
- 200人の営業担当者を追加採用
- 顧客メリット:
- 事業パフォーマンスの可視化時間が数日から数分に短縮
- 複数アプリの統合による業務効率化
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