ロビンフッド(ティッカー:$HOOD)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.17 | $0.18 | × |
売上高 | $637M (YoY +36.4%) | $658.2M | × |
業績ハイライト
収益・利益
- Q3の総収益は前年同期比36%増の6億3,700万ドル
- 調整後EBITDAは前年同期比96%増の2億6,800万ドル
- 調整後EBITDAマージンは42%(前年同期比13ポイント増)
- 純利益は1億5,000万ドル(1株当たり0.17ドル)
事業指標
- 顧客資産は前年同期比76%増の1,520億ドル(過去最高)
- 四半期純預金は100億ドル超(3四半期連続)
- オプション取引量は前年同期比47%増(過去最高)
- 株式取引量は前年同期比65%増(3年間で最高)
- 暗号資産取引量は前年同期比100%超増加
- Robinhood Goldの加入者数は220万人(過去最高)
新規サービス
- インデックスオプション取引の開始を発表
- 先物取引の開始を発表
- アクティブトレーダー向けデスクトッププラットフォーム「Robinhood Legend」をローンチ
- 大統領選挙関連の取引市場を開始
質疑応答ハイライト
Robinhood Gold Cardの展開について
- 現在のGold Card利用者数は約10万人
- 待機リストは約200万人に達している
- 慎重にリスク管理をしながら展開を進める方針
- 来年にかけて現在の数倍規模まで展開を予定
Robinhood Legendの進捗状況
- 初回リリース時に45秒で1,000人の登録を達成
- アクティブトレーダーからの初期フィードバックは非常にポジティブ
- 現時点では完全解放はしておらず、段階的に展開中
- ソーシャルメディアでの反響も非常に大きい
大統領選挙関連市場の状況
- 月曜日から展開を開始し、水曜日に100%展開を完了
- 初日に1,000万件の契約を達成
- 完全展開後はさらに取引量が増加
- 競合他社にない革新的な商品として注目を集める
インデックスオプションと先物取引の経済性
- インデックスオプション:
- 非Gold会員は1契約0.50ドル
- Gold会員は1契約0.35ドル
- 取引所手数料は顧客負担
- 先物取引:
- 非Gold会員は1契約0.75ドル
- Gold会員は1契約0.50ドル
- 将来的に9桁の収益事業になる可能性
金利感応度について
- 金利25ベーシスポイント低下で約4,000万ドルの影響
- マージン残高は金利低下後も順調に成長
- 証券貸借事業は40万人の新規顧客を獲得
- 金利低下環境下でも取引活動の活性化が見込まれる
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