ゴールドマンサックス(ティッカー:$GS)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $11.95 | $8.35 | 〇 |
売上高 | $13.87B (YoY +22.5%) | $12.46B | 〇 |
業績ハイライト
2024年度第4四半期の業績
- 収益は139億ドル
- 1株当たり利益は11.95ドル
- ROEは14.6%
- ROTEは15.5%
2024年度通期の業績
- 収益は前年比16%増の535億ドル
- 1株当たり利益は77%増の40.54ドル
- ROEは500ベーシスポイント改善し12.7%を達成
- 営業効率比率は1,200ベーシスポイント改善し約63%
グローバルバンキング&マーケッツ部門
- 年間収益は16%増の350億ドル
- 第4四半期の投資銀行手数料は前年比24%増の21億ドル
- FICCの純収益は35%増の27億ドル
- 株式部門の純収益は過去最高の134億ドル
- FICC及び株式のファイナンス収益は17%増の91億ドル
アセット&ウェルスマネジメント部門
- 2024年の収益は前年比16%増の161億ドル
- 運用・その他手数料は過去最高の28億ドル(四半期)
- プライベートバンキング及び貸付収益は前年比11%増の7億3,600万ドル
- 運用資産残高は過去最高の3.1兆ドル
- オルタナティブ運用資産は3,360億ドル
質疑応答ハイライト
規制環境について
- CCARの透明性向上を求め業界として法的措置を実施
- バーゼルIIIと G-SIBの調整に関する議論の継続
- より透明性・一貫性のある資本規制を期待
M&A及び資本市場の見通し
- 2025年を通じて取引活動の活発化を予想
- 大型M&Aの対話が意味のある増加傾向
- スポンサー関連の問い合わせも増加
- バックログは順調に推移
プラットフォームソリューションについて
- ROEへの75-100ベーシスポイントのマイナス影響
- Appleとのパートナーシップは2030年まで継続の可能性
- カードビジネスの収益性は改善傾向
キャピタルソリューショングループの新設
- パブリック市場とプライベート市場の接点を最適化
- 資金調達、オリジネーション、ストラクチャリング、リスク管理機能を統合
- スポンサー及びオルタナティブ資産運用会社のカバレッジを強化
オルタナティブ投資について
- 2024年の第三者からの資金調達は720億ドル
- 2025年も同水準の資金調達を予想
- 手数料水準は大きな圧縮なく推移
- インセンティブフィーは年間10億ドルの目標に向けて進展
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