GEエアロスペース(ティッカー:$GE)の2024年度第4四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.32 | $1.04 | 〇 |
売上高 | $9.88B (YoY +16%) | 9.47B | × |
ガイダンス 通年EPS | $5.28 ($5.10~$5.45) | $5.26 | 〇 |
業績ハイライト
全社業績
- 2024年第4四半期の受注は46%増、売上高は16%増、利益は49%増の20億ドル
- 2024年通期では受注32%増、売上高10%増、利益30%増の73億ドル
- 営業利益率は第4四半期で20.1%、通期で20.7%に拡大
Commercial Engines & Services (CES)
- 第4四半期の受注50%増、売上高19%増、利益44%増の22億ドル
- 通期では受注38%増、売上高13%増、利益25%増の71億ドル
- LEAPエンジンの2024年出荷は前年比10%減
- LEAP-1A HPT耐久性キットの認証を取得
Defense & Propulsion Technologies (DPT)
- 第4四半期の受注22%増、売上高4%増、利益2%増
- 通期では受注10%増、売上高6%増、利益17%増の11億ドル
- 防衛分野の受注残高は180億ドルに増加
2025年見通し
- 低2桁の売上高成長を見込む
- 利益は78-82億ドル
- EPSは5.10-5.45ドル(中央値で15%増)
- フリーキャッシュフローは63-68億ドル
質疑応答ハイライト
LEAPエンジンの収益性
- 2024年にLEAPサービスが黒字化
- 2025年にプログラム全体で損益分岐点達成見込み
- 2026年に新規製造分野で損益分岐点達成見込み
- 2028年までにCFM56と同水準の収益性を目指す
2025年の利益成長見通し
- CESの利益は中央値で約7億ドル増加を見込む
- サービス収益は約30億ドル増加を予想
- GE9X出荷増加で約2億ドルの減益要因
- DPTは受注残高の増加を背景に増益を見込む
サプライチェーン対応
- 重要15社との取り組みを継続
- 500名以上の社員をサプライヤーに派遣
- 2024年後半は部材供給が26%改善
- サプライヤーの納入達成率は90%超に改善
2025年のフリーキャッシュフロー
- 主に利益成長が貢献
- 運転資本とAD&Aは全体でプラス寄与
- 在庫の積み増しは2024年の15億ドルから減少見込み
- キャッシュ税金支払いとCapexの増加が相殺要因
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