決算:FROG 2025Q2

決算

ジェイフロッグ(ティッカー:$FROG)の2025年度第2四半期決算についてまとめます

finviz dynamic chart for FROG

決算概要

アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。

結果予想判定
EPS$0.18$0.16
売上高$127.2M
(YoY +23.5%)
$123.83M
ガイダンス
2025Q3EPS
$0.16
($0.15~$0.17)
$0.16
ガイダンス
2025Q3売上高
$128M
($127M~$129M)
$125.84M
ガイダンス
通年EPS
$0.69
($0.68~0.70)
$0.69
ガイダンス
通年売上高
$508.5M
($507M~$510M)
$503.34M

業績ハイライト

売上・利益概要(Q2 2025)

項目実績前年同期比備考
売上高(Total Revenue)$127.2M+23%セキュリティコア採用拡大、クラウド成長が牽引
クラウド売上高$57.1M+45%売上全体の45%(前年は38%)
オンプレミス売上高$70.1M+10%ハイブリッド需要継続
Enterprise Plus売上構成比55%+5ptYoY成長率36%
粗利益$105.7M粗利率83.1%前年84.4%、クラウド構成比増で低下
営業利益(非GAAP)$19.4M営業利益率15.2%前年13.2%から改善
純営業CF$36.1MフリーCF $35.5M(FCFマージン28%)
RPO(受注残高)$476.7M+75%マルチイヤー契約増加

ポジティブ要因 🟢

  • クラウド売上高45%成長と構成比増加
  • セキュリティ製品の採用拡大(特にJFrog Curation)
  • RPOの大幅増(将来売上の見込みが強い)
  • 営業利益率改善&高水準FCF

ネガティブ要因 🔴

  • 粗利率はクラウド構成比増により前年から低下
  • 大規模クラウド移行案件はAIコスト不確実性でサイクル延伸懸念

ガイダンス

期間売上高ガイダンスYoY成長率営業利益(非GAAP)EPS(非GAAP)
Q3 2025$127M〜$129M$16.5M〜$18.5M$0.15〜$0.17
FY2025$507M〜$510M約+18.7%$75M〜$78M$0.68〜$0.70

追加ポイント

  • 2025年クラウド成長率見通しは34〜36%(最低コミット分のみ、超過利用分は含まず)
  • NDR(直近4四半期)は118%に改善
  • 粗利率は年間82.5〜83.5%見込み

質疑応答ハイライト

Q1: クラウド成長とハイブリッド需要(Morgan Stanley)

Q(Sanjit Singh)
AIのコスト不確実性がクラウド移行に与える影響は?
A(CEO Shlomi)
大規模企業はAI導入でクラウド一辺倒からハイブリッドへ。AIモデル配置やトレーニング場所の再検討で移行サイクル延長も。ただし小規模開発チームは依然クラウド中心。


Q2: JFrog Pipelines終了の影響

Q
GitHub等との連携強化やセキュリティ集中戦略への効果は?
A
Pipelineは市場シェアの小さい領域だったため終了し、セキュリティとクラウドに集中。GitHubなどCI/CD各社との連携が強化され、顧客への混乱も減少。


Q3: 大規模案件(Telco Curation事例)

Q(TD Cowen)
7桁規模のTelco案件の要因は?
A
クラウド移行+セキュリティ統合+MLOps管理の3要素。Curationをバイナリのファイアウォールとして採用。H2のパイプラインは堅調だが大型案件は保守的に見積もり。


Q4: Artifactoryをモデルレジストリとして利用する動き

Q(Truist)
AIモデルをArtifactoryで管理することで消費は増加?
A
モデルも1種のバイナリ。既存のコンテナやパッケージと統合管理する方が安全性・効率性が高く、利用拡大・スティッキネス強化につながる。


Q5: AIコードアシストの影響

Q(Canaccord)
小規模チームへの影響は?
A
コード生成が高速化し、生成されるバイナリ量が増加。規模問わずモデルレジストリとセキュリティ統合の必要性が高まる。


Q6: RPO増加と見通し

Q(Raymond James)
RPOの急増は今後の売上成長に直結するか?
A(CFO Ed)
RPOは大型・マルチイヤー契約のタイミングに左右されるため直接的な売上予測指標ではない。売上ガイダンスを基準に見るべき。


Q7: ハイパースケーラーとの連携

Q(Baird)
クラウドプロバイダー経由の案件は?
A
AWS/GCP/Azureとの協業でメガディール加速とコスト最適化を同時に推進。


Q8: MCP(Model Context Protocol)の脆弱性と市場機会

Q(Cantor)
MCPサーバーのセキュリティリスク対応と市場範囲は?
A
MCPはエージェント型AIとの統合の標準プロトコル。脆弱性調査を公開し、AIセキュリティ分野で信頼を獲得。対象市場は特定企業に限定されず、全てのエージェントAI。


Q9: セキュリティ商談の変化

Q(BofA)
競合環境・顧客反応の変化は?
A
ツール乱立から統合志向へシフト。モデルセキュリティは全CISOが関心を持つ領域で、JFrogの可視性優位が商談を後押し。

コメント

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