エラスティック(ティッカー：$ESTC)の2025年第2四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $0.59 | $0.38 | 〇 |
| 売上高 | $365.4M (YoY +17.6%) | $354.3M | 〇 |
| ガイダンス 2025Q3EPS | $0.47 ($0.46～$0.48) | $0.41 | 〇 |
| ガイダンス 2025Q3売上高 | $368.0M ($367M～$369M) | $366.7M | 〇 |
| ガイダンス 2025通年EPS | $1.70 ($1.68～$1.72) | $1.53 | 〇 |
| ガイダンス 2025通年売上高 | $1.45B ($1.451B～$1.457B) | $1.44B | 〇 |
業績ハイライト
売上高・収益性
- 売上高が18%成長（前年同期比）
- クラウド売上が25%成長（前年同期比）
- 非GAAPベース営業利益率18%を達成
顧客基盤の拡大
- 年間支出10万ドル以上の顧客数が1,420社に増加
- クラウド上でGenAIを利用する顧客が1,550社超
- そのうち年間10万ドル以上支出する顧客が240社
ジェネレーティブAI関連
- Q1比で契約額が約2倍に
- 年間契約額100万ドル超の案件を3件獲得
- BBQ技術によりメモリ使用量を32倍削減し、ベクトル検索を30倍高速化
製品開発
- AutoOpsの一般提供を開始
- クラウド検知・対応(CDR)機能をSIEMに統合
- OpenTelemetry対応を100%完了
質疑応答ハイライト
消費動向について
- 大手顧客を中心に予想以上の強い消費傾向
- エンタープライズ・商用セグメントで広範な消費増加
- 地域別では米州が最も高成長、次いでEMEA、APJの順
営業体制の改善状況
- パイプライン創出・進捗が通常レベルに回復
- エンタープライズ・有望中堅顧客への注力が奏功
- 営業担当者の新規アカウント対応が定着
GenAI事業の展開
- 内部向けから外部向けアプリケーションにも拡大
- ベクターデータベースでの差別化が進む
- 40以上の競合置換案件を獲得
売上構成について
- 検索分野が最も高成長
- 3つのソリューション領域すべてでシェア拡大
- GenAIの影響で検索分野が加速
今後の見通し
- Q1の影響が下半期も継続する見込み
- クラウド売上への影響は下半期に強まる予想
- 為替のマイナス影響も考慮
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