ドクシミティー(ティッカー:$DOCS)の2025年度第1四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $0.28 | $0.23 | 〇 |
売上高 | $126.7M (YoY +17%) | $119.9M | 〇 |
ガイダンス 2025Q2売上高 | $127.0M ($126.5M~$127.5M) | $123.89M | 〇 |
ガイダンス 通年売上高 | $518.5M ($514M~$523M) | $512.18M | 〇 |
業績ハイライト
第1四半期の業績
- 売上高は1億2670万ドルで、前年同期比17%増
- 調整後EBITDAは6590万ドル、マージンは52%
- トップ20顧客の売上成長率は21%(過去12ヶ月ベース)
ユーザー数と利用状況
- 四半期/月次/週次/日次のアクティブユーザー数が全て2桁%で増加
- 日次アクティブユーザーの伸びが最も大きい
- 59万人のユニークな処方者がDoximityのAI、遠隔医療、メッセージング、スケジューリングツールを利用
新製品の展開
- クライアントポータルを顧客の30%に展開
- 新しいPoint of CareとFormulary製品の売上がそれぞれ70%以上増加
通期見通し
- 売上高は5億1400万ドルから5億2300万ドル(中央値で9%成長)
- 調整後EBITDAは2億4850万ドルから2億5750万ドル(マージン49%)
質疑応答ハイライト
製薬会社の予算成長と上方修正の要因
- 製薬会社の予算成長は従来通り5-7%と予想
- 強力な製品ポートフォリオとクライアントポータルによる深い洞察が、早期の予算配分を促進
- 新製品(Point of CareとFormulary)の売上が70%以上増加
ユーザーエンゲージメントの増加要因
- モバイルでの医療ワークフローツールとしての定着
- 医師の在宅勤務日増加によるモバイル利用の増加
- テレヘルスやスケジューリング機能の利用拡大
クライアントポータルの影響と展開状況
- 大手顧客の多くにポータルを展開済み
- リアルタイムでのプログラムパフォーマンス確認が可能に
- ポータルアクセス権を持つブランドの成長率が全体平均を上回る
- 年内にコンテンツ作成機能の追加を予定
大手顧客の成長要因
- ROI測定と最適化の能力が高い
- ポータルによる詳細な洞察(見出しレベルでのROI分析など)が可能に
- 週次の処方データ提供など、データの質と頻度の向上
新製品のマージンへの影響
- 新製品は非常に高い増分マージンを持つ
- 既存のビデオコンテンツを活用できるため、ローンチが容易
- 長期的には新製品がマージン拡大に寄与する可能性
競合状況
- 具体的な競合他社名への言及は控えている
- 市場シェアを拡大中
- 日次アクティブユーザーの二桁成長率や広範なフットプリントは競合にない強み
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