ウォルトディズニー(ティッカー:$DIS)の2025年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
| 結果 | 予想 | 判定 | |
|---|---|---|---|
| EPS | $1.61 | $1.46 | 〇 |
| 売上高 | $23.65B (YoY +2%) | $23.67B | × |
| ガイダンス 通年EPS | $5.85 | $5.78 | 〇 |
✅ 業績ハイライト
📈 売上・利益・成長率(四半期ベース)
| セグメント | 売上 / 指標 | 成長率 / 補足情報 |
|---|---|---|
| 映画スタジオ | 『リロ&スティッチ(実写)』興行収入 | 🌟 10億ドル突破(今年初のハリウッド映画) |
| 同タイトル 消費者商品売上 | +70%(前年同期比) | |
| 『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ』 | 好評なレビューでMCUに本格参入 | |
| 年内予定作品 | 『ズートピア2』『アバター:ファイア・アンド・アッシュ』 | |
| ストリーミング | Hulu統合 | 💡 Disney+と完全統合 → 単一アプリ体験 |
| 統合後の収益戦略 | 高エンゲージメント・低チャーン率・広告収入増・効率性向上 | |
| Hulu国際ブランド化 | StarをHuluに置換(今秋より) | |
| ESPN DTC(8/21開始) | ESPN全チャンネル・コンテンツをDTCで配信開始 | |
| ESPNアプリ新機能 | マルチビュー、ベッティング、ファンタジー連携、パーソナライズ等 | |
| NFLとの新契約 | NFL Networkを取得 + NFLがESPNに10%出資 | |
| NFL+ Premiumとのバンドル可能、NFLドラフト権拡大など | ||
| ESPN追加権利 | WWEのプレミアムイベントを独占配信 | ESPNのポートフォリオ拡大 |
| パーク&エクスペリエンス | 世界各地での拡張計画 | ディズニー史上最多の拡張プロジェクトが同時進行 |
| 米国パーク来場者一人当たり収益(Per Cap) | +8%(2年ぶりの高成長) | |
| クルーズ(Disney Cruise Line) | 🚢 **新造船2隻(Disney Destiny / Adventure)**導入中 | |
| 新クルーズ船 | Disney Adventure(最大、アジア初常駐)、Destiny | |
| クルーズ2026年影響 | 東南アジア市場開拓のアンバサダー的存在へ |
❓ 質疑応答ハイライト
🏈 NFLとESPNの関係強化
Q(Morgan Stanley)
NFLとの提携でESPNが10%株式を提供しましたが、経済的なリターンはどう見ていますか?
A(Bob Iger)
- NFLゲーム枠が22→28枠に増加。
- NFL Networkを買収し、DTCアプリにも統合。
- ハイライト、ファンタジー、ベッティング、eコマース連携によりUXが向上。
- 初年度からEPSに約$0.05の貢献が見込まれる(買収会計前)。
📱 Hulu統合とDisney+アプリ戦略
Q(MoffettNathanson)
HuluをDisney+に統合することで、どのような成長が見込めますか?
A(Iger)
- UX向上→チャーン低下と広告売上拡大に寄与。
- 技術統合による効率化、価格戦略の柔軟性、バンドル強化(Disney+ / Hulu / ESPN)。
🎮 ESPN DTCの展望と視聴者戦略
Q(Guggenheim)
ESPNアプリの立ち上げは、既存のTVパートナーやコードカッターにどう響く?
A(Iger & Hugh)
- 視聴者が望むプラットフォーム(ケーブルでもDTCでも)で対応。
- ESPN DTCはリニアの補完ではなく進化:機能性・ボリュームが上回る。
🏰 パーク&クルーズ事業の詳細
Q(Wells Fargo, BofA, Evercore)
- クルーズ拡張の財務インパクトは?
- 経済不安の中、パークの来場者構成に変化はあるか?
A(Hugh & Iger)
- クルーズは来年の予約が既に50%以上埋まっており、新造船はそれ以上。
- 来場者構成の偏り(国際/地元等)は特に見られない。
- パークも「競合がある中でもしっかり維持」。
🎬 映画スタジオの新IPとリスク
Q(JPMorgan)
オリジナルIPの映画が近年難しいとされますが、方針は?
A(Iger)
- 新IP開発は継続的に推進中(20世紀・サーチライト等含む)。
- 「リメイク=消極的」ではない:Moana実写など「IP再活性化」も戦略の一部。
💰 DTCのマージンと投資判断
Q(Wolfe Research)
DTCのマージンが6%達成。10%超えた先の戦略は?
A(Hugh & Iger)
- 米国は「高エンゲージメント×低チャーン」で収益拡大へ。
- 国際展開は選択的に「深く、狭く」投資し、全体マージンはさらに成長見込み。
- 📌「コスト管理ではなく成長によってマージン最大化する」が基本戦略。
📦 バンドル戦略と他社連携の可能性
Q(Barclays)
RedZoneなどを使ったティア戦略や、FOXとの連携の可能性は?
A(Iger)
- 「他社とのバンドル」について既に議論を開始。
- ユーザーの「発見のしやすさ」は大事 → 分散化を解消できる存在になりたい。

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