ウォルトディズニー(ティッカー:$DIS)の2024年度第3四半期決算についてまとめます
決算概要
アナリスト予想平均と結果の比較をまとめます。
結果 | 予想 | 判定 | |
---|---|---|---|
EPS | $1.39 | $1.19 | 〇 |
売上高 | $23.16B (YoY +4%) | $23.05B | 〇 |
業績ハイライト
収益
- 第3四半期の収益は2%成長
エクスペリエンス部門
- 国内パークの入場者数は横ばい
- 一人当たり支出は若干増加
- 第4四半期は横ばいの収益を予想
ストリーミング事業
- 価格引き上げにも関わらず、解約率は低水準
- パスワード共有対策を6月に開始、9月から本格化
- バンドル戦略が解約率低下に寄与
広告事業
- 全体の広告収入は8%増加
- ESPNは17%増、ストリーミングは20%増
- 金融サービス、消費財、消費者サービス、テクノロジー分野が好調
質疑応答ハイライト
テーマパークの需要と見通し
- 低所得層に若干のストレスが見られる
- 高所得層は国際旅行を増やしている
- これらのトレンドは今後も続くと予想
- 国際パークは強化される見込み
- ディズニーランド・パリはオリンピックの影響を受けたが、終了後は予約状況が改善する見込み
ストリーミング事業の収益性
- バンドル戦略と広告モデルへのシフトがARPUに若干影響
- 収益性の観点からは、広告モデルと広告なしモデルのどちらを選択しても満足
- パスワード共有対策、価格設定、バンドル戦略、製品改善などが収益性向上に寄与
- 二桁の利益率達成に向けて進展中だが、具体的な時期は未定
NBA放映権契約
- 契約は2025年度から開始
- 決勝戦の放映権を12年間確保
- WNBAの放映権も含む
- 国際放映権も多くの市場で獲得
- デジタル展開を見据えた長期契約戦略の一環
コンテンツ投資戦略
- スポーツ、脚本テレビ、映画にバランス良く投資
- テレビ部門は183のエミー賞ノミネートを獲得
- 今後2年間で多数の大型映画を予定(モアナ、ムファサ、キャプテン・アメリカ、アバター、アベンジャーズなど)
クルーズ船事業
- クルーズ船は投資回収が早いため、ポジティブな見方
- 2025年度の立ち上げコストは2024年度の2倍以上を見込む
コメント